画像センサ転送制御

画像センサ転送制御を使用して、画像転送を開始する画像センサ (CCD または CMOS) の行や、画像を生成するのに使用される画像センサの行数を定義することができます。

In-Sight ビジョンシステムは、非同期リセットとプログレッシブスキャンを使用してすべての画像を取り込みます。グレースケールの In-Sight ビジョンシステムは 8 ビットの画像を生成し、カラーの In-Sight ビジョンシステムは 24 ビットの画像を生成します。すべてのビジョンシステムで約 250µs 以内に画像取り込みが開始され、次のように進行します。

  1. 画像センサは、[露光時間] 制御で設定された時間の間、光を蓄積します。
  2. 画像センサに蓄積された画像は行単位でシリアルシフトレジスタに転送されます。
  3. すべての行転送に対し、センサはピクセルごとに画像センサ外部でシフトレジスタをクロッキングして、ピクセル値を転送します。
  4. 転送は取り込み開始行から開始され、指定された行数が処理されます。
:  エミュレータ に接続し、部分画像取り込みパラメータを有効にして In-Sight ビジョンシステムが取り込んだ画像を表示する場合、エミュレータの[取り込み開始行] および [行数] パラメータは、In-Sight ビジョンシステムのパラメータと同じに設定してください。