シーン補正画像フィルタツール

:  このツールは、In-Sight ファームウェア 4.x.x を搭載した In-Sight ビジョンシステムでのみ使用可能です。In-Sight ファームウェア 5.1.0 以降を搭載した In-Sight ビジョンシステムでは使用できません。モデル一覧およびサポートされているファームウェアバージョンについては、ファームウェアバージョンをご参照ください。

シーン補正画像フィルタツールは、ピクセルごとの「局所的」な画像強調技術 (「平均明度」と呼ばれます) を使用して画像の領域にフィルタをかけ、位置決めまたは検査ツールによって参照するツール画像を出力します。

「平均明度」画像強調技術は、取り込み行数および列数パラメータで定義される、近傍処理に使用するピクセル明度を基に画像にフィルタをかけます。このフィルタは、各ピクセルの明度を近傍処理に使用するピクセルの平均明度と比較して、むらのある照明または影を画像から除外するシミュレーションを実行します。ばらつきがない、あるいは少ない画像エリアは、元の明度に関わらず、ニュートラル (灰色) で表示されます。周囲のピクセルより黒いピクセルは、周囲よりもどれぐらい黒いかによって、ニュートラル (灰色) より黒い色で表示されます。同様に、周囲のピクセルより白いピクセルは、ニュートラル (灰色) より白い色で表示されます。エッジおよびシャープな遷移は、「ハイパス」操作同様、保持されます。

シーン補正画像フィルタツールは、画像内にむらのある照明や影がある場合に有用です。