PatMax RedLine パターン、PatMax パターンおよびパターン

:  PatMax RedLine パターンおよび PatMax RedLine パターン (1-10) 位置決めツールは、In-Sight ファームウェア 5.2.0 以降を搭載している In-Sight ビジョンシステムでのみ使用可能です。モデル一覧およびサポートされているファームウェアバージョンについては、ファームウェアバージョンをご参照ください。

PatMax RedLine パターン、PatMax パターンおよびパターンツールは、どちらも登録済みのモデルパターンを検出する、最も高精度な検査ツールです。中でも PatMax RedLine パターンおよび PatMax パターンツールは、照明の条件やパターンのポジションが大幅に変わっても特徴を検出できるため、より強力な検査ツールと言えます。PatMax RedLine パターンおよび PatMax パターンツールは、スケール変化、回転、部分的な遮蔽、照明のばらつきによる外観変化に対しても、より優れた認識能力を発揮します。

PatMax RedLine パターンと PatMax パターンの主な違いはそのスピードにあります。PatMax RedLine パターンは最新のパターンマッチアルゴリズムを使用し、5 メガピクセルの画像内の登録した特徴を PatMax パターンの最大 7 倍の速さで検出します。よって、PatMax RedLine パターンは高解像度のビジョンシステムに最適と言えます。

通常、パターンツールは PatMax パターンツールより高速に動作します。しかし、次のような状況では PatMax RedLine または PatMax パターンツールの正確性および信頼性が必要とされる場合があります。

  • 照明のばらつきや反射の抑制が困難な場合 (例: 光を乱反射しやすい金属物を検査する場合)。
  • 検査対象物に似た形状やシェーディングが背景上にある場合、またはパターンが重なっていたり、他の物体によって部分的に隠蔽されていたりする場合。
  • 他の類似したパターンを除外し、目的の検査パターンを正確に検出したい場合。
  • 設置環境の状態によって、パターンツールでは一貫した信頼性のある検査を実行できない場合。