EasyBuilder のサンプルジョブとサンプル画像

EasyBuilder のサンプルジョブとサンプル画像の概要

EasyBuilder には、複数のサンプルジョブと、これに対応するサンプル画像が含まれます。これらのサンプルジョブは、EasyBuilder の検査ツールを使用して実際の応用事例を解決する方法を示します。想定される応用事例を幅広く網羅した EasyBuilder サンプルジョブは、特定の状況で位置決めツール、および検査ツールを使用する方法の有用な例を提供し、フィクスチャツールの検索や使用方式を最適化するために領域グラフィックスを配置する方法を示します。

EasyBuilder サンプルジョブには、[記録/再生のオプション] の有用性を表した例も用意されています。[記録/再生のオプション] によって、あらかじめ取り込んでおいた複数の画像を繰り返し使用できるようになり、ツールの結果を即座にフィードバックし、しきい値や制限を簡単に設定できるようになります。マシンビジョンアプリケーションを設計するときは、検査における「良い」画像と「悪い」画像の例となる多数の画像を広い範囲にわたって取り込んでおくことが理想的です。その後で、「良い」画像を中心に応用事例を設計し、そのほかの画像は許容可能な値の範囲を確立する手段として使用します。

EasyBuilder サンプルジョブのロード

EasyBuilder サンプルジョブを使用するには、サンプルジョブと、それに付随する画像をロードする必要があります。

  1. [接続] ステップから、ローカルエミュレータ、または In-Sight センサに接続します。[ジョブのロード] セクションの [ジョブを開く] ボタンをクリックします。
  2. [開く] ダイアログから In-Sight Explorer EasyBuilder の Sample Jobs ディレクトリに移動し、ロードするサンプルジョブを選択します。

    :  

    標準ユーザがアクセスできるようにするため、In-Sight Explorer 4.5.0 以降では、Sample Job のデフォルトフォルダの場所は Program Files フォルダから次の場所に変更されています。

    • Windows 7/Windows 10: C:\Users\Public\Documents\Cognex\In-Sight\In-Sight Explorer x.x.x
  3. サンプルジョブをロードしたら、次に対応するサンプル画像をロードする必要があります。

EasyBuilder サンプル画像のロード

サンプルジョブに対応するサンプル画像のロードを開始するには次の 2 つの方法があります。

  • オプション 1: [EasyBuilder] ツールバーの アイコンをクリックします。[記録/再生のオプション] ダイアログが表示されます。
  • オプション 2: [画像の設定] ステップをクリックし、[画像取り込み/ロード] セクションの [PC から画像をロード] ボタンを押します。この方法でも、[記録/再生のオプション] ダイアログが表示されます。
  1. [記録/再生のオプション] ダイアログは、自動的に [再生] タブが表示された状態で開きます。表示されていない場合は、[再生] タブをクリックします。
  2. [再生フォルダ] セクションで [参照] ボタンをクリックし、[フォルダの参照] ダイアログを表示します。[Sample Jobs] → [EasyBuilder] ディレクトリに移動し、サンプルジョブをロードしたときに指定したフォルダを選択します。[OK] ボタンをクリックして続行します。
  3. [再生フォルダ] には指定したディレクトリが表示されます。[画像カウント] はこのディレクトリに保存されている画像の数を示しています。[記録/再生のオプション] ダイアログの [OK] ボタンをクリックして、続行します。
  4. サンプルジョブとサンプル画像を揃えたら、[ジョブの実行] ステップに移動し、[EasyBuilder] ツールバーの ボタンをクリックして、検査ツールの実行を観察するか、または [位置決め] または [検査] ステップに移動して、その応用事例でツールがどのように変更されているかを確認します。