In-Sight のファイル
[In-Sight のファイル] ペインには 2 種類の情報が表示されます。最初は、[In-Sight のファイル] ペインには、ネットワーク上で検出されたすべての In-Sight ビジョンシステムと、Explorer のホストテーブルにある任意のエントリが表示されます。デバイスをダブルクリックすると、そのデバイスに保存されているファイル、および設定済みで使用可能な RAM ディスクのフォルダと SD カードのフォルダが表示されます。
ヒント: In-Sight Explorer をカスタマイズすることによって、[In-Sight のファイル] ペインをドッキング表示 (ウィンドウの端に固定) またはフロート表示にしたり、移動したり、サイズを変更したりすることができます。
[In-Sight のファイル] ペインを表示/非表示するには
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[表示] メニューで [In-Sight のファイル] をクリックします (または、[Explorer] ツールバーの [In-Sight のファイル]
ボタンをクリックするか、Ctrl+Shift+2 キーを押します)。
注 : [In-Sight のファイル] ペインに AAF ファイル (*.aaf) が表示されることがあります。AAF ファイルは、監査メッセージサーバがアクセス不可能な場合に In-Sight フラッシュメモリに保存される監査メッセージです。監査メッセージサーバへの接続が再度確立されると、AAF ファイルは 1 つずつ送信され、監査メッセージサーバの想定される応答が受け取られると、削除されます。
[In-Sight のファイル] ペインの使用法
ドラッグ & ドロップ
ジョブまたは画像ファイルは、[In-Sight のファイル] ペインからスプレッドシート上にドラッグするだけで、In-Sight ビジョンシステムにロードできます。ファイルは、[In-Sight のファイル] ペインと Windows エクスプローラのフォルダの両方から [In-Sight のネットワーク] ペイン内の任意のデバイスにドラッグでき、この操作でファイルがコピーされます。
- ビジョンシステムのタイトルバーには、アクティブなジョブのビジョンシステム名とファイル名が表示されます。PC からジョブファイルをドラッグ & ドロップした場合、ジョブがビジョンシステムに保存されるまでは、タイトルバーにジョブ名は表示されません。
- PC からジョブファイルをドラッグ & ドロップすると、ジョブがビジョンシステムに保存されるまでは、[センサのステータス] ビューの現在のジョブには「Drag And Drop Job」が表示されます。
- [In-Sight のファイル] ペインからジョブファイルをドラッグ & ドロップし、スプレッドシートビューのスクロールバーをクリックしてから、マウスのホイールを使用してスクロールをすると、[スプレッドシート] ペインではなく [In-Sight のファイル] ペインがスクロールされます。スプレッドシートビューをスクロールするには、マウスのホイールではなく矢印またはスライダを使用します。
コピー、削除、名前変更
[In-Sight のファイル] ペインでファイルを右クリックすると、ファイルをコピー、削除、または名前変更するためのショートカットメニューが表示されます。コピーしたジョブは、ほかの In-Sight ビジョンシステム、エミュレータや SD カードに貼り付けることができます。コピーした画像を貼り付けることもできますが、In-Sight ビジョンシステムでは、貼り付けたファイルは貼り付け先のビジョンシステムのアクティブな画像として image.bmp および image.jpg と置き換えられます。元のファイル名は保持されないので注意してください。
削除不可能なファイル
次の In-Sight システムファイルを削除することはできません。
- hosts.net: In-Sight のホストテーブルのエントリを含む
- image.jpg: アクティブな画像
- image.bmp: アクティブな画像
- image 2.bmp: アクティブな画像の高さと幅が 1/2 のバージョン (ファームウェアバージョン 2.60 以降)。
- image 4.bmp: アクティブな画像の高さと幅が 1/4 のバージョン (ファームウェアバージョン 2.60 以降。
- proc.set: ネットワーク構成およびビジョンシステム設定を含む
画像をファイルとして In-Sight ビジョンシステムにとして格納することはできません。画像ファイル をビジョンシステムの [In-Sight のファイル] ペインまたはアクティブビューにドラッグすると、そのビジョンシステムのアクティブな画像になります。ただし、In-Sight の エミュレータでは、任意のファイル名で画像を格納することができます。
SD カードおよび RAM ディスクのフォルダ
SD カードフォルダ
SD カードがビジョンシステムに搭載されている場合、SD カードフォルダは [In-Sight のファイル] ペインに表示されます。SD カードでは、ジョブ/画像 ([保存] および [開く] ダイアログ) とセルデータ ([セルのエクスポート]、[セルのインポート] ダイアログ、ExportData および ImportData 関数) がサポートされます。
- SD カードでは、次のダイアログおよび機能はサポートされません。[記録/再生のオプション] および フィルムストリップ。
- 次のパスを使用して SD カードのファイルにアクセスします。SDCARD/filename.type
- SNTP サービスが有効化されており、かつ SNTP サーバがネットワーク時刻を取得可能でない限り、SD カード上でファイルが作成された時刻は、正確にはなりません。
RAM ディスクフォルダ
ビジョンシステムまたはエミュレータに、有効化され、設定された RAM ディスクフォルダがある場合、この RAM フォルダは [In-Sight のファイル] ペインに表示されます。詳細については、[RAM ディスクの設定] ダイアログのトピックを参照してください。