Rockwell ControlLogix PLC との通信

このセクションでは、Rockwell RSLogix 5000 ソフトウェアを使用して、EtherNet/IP ネットワーク上で In-Sight 2000 ビジョンシステムと ControlLogix または CompactLogix PLC の間のデータ送信を行う方法を説明します。

RSLogix 5000 との統合

非明示的接続の設定およびデータの送受信手順は、ビジョンシステムにインストールされている In-Sight ファームウェアバージョンと RSLogix 5000 ソフトウェアのバージョンによって異なります。

RSLogix 5000、バージョン 15 以降、アドオンプロファイル (AOP) バージョン 1.28 の使用

:  プロファイルのアドオンプロファイル (AOP) バージョン 1.28 を使用するには、まず RSLogix 5000 バージョン 15 以降をインストールする必要があります。このパージョンでは、次世代モデル (In-Sight 2000 シリーズのビジョンセンサ、In-Sight 57xx、In-Sight 8000 および In-Sight 76xx ~ 79xx シリーズのビジョンシステム) とともにレガシー In-Sight モデルに対して、AOP サポートを提供します。

RSLogix 5000、バージョン 15 ~ 19

RSLogix 5000、バージョン 20 以降、汎用または EDS 生成プロファイルを使用:

EDS 生成プロファイルまたはアドオンプロファイル (AOP)

EDS 生成プロファイル

エレクトロニックデータシート (EDS) は、ネットワーク上の In-Sight ビジョンシステムを識別するためにさまざまなネットワーク構成ツールによって使用されるテキストファイルです。任意の EtherNet/IP デバイスで EDS ファイルを使用できます。

In-Sight EDS ファイルは、In-Sight Explorer ソフトウェアとともに Factory Protocol Files フォルダにインストールされます。

インストール後、EDS ファイルは適切なソフトウェアにインポートされます。EDS または汎用モジュールの使用に関する詳細については、EDS 生成プロファイルを使用した接続の確立または汎用 ETHERNET-MODULE を使用した接続の確立を参照してください。

EDS のインストール情報については、「EDS ファイルのインストール」を参照してください。

アドオンプロファイル (AOP)

RSLogix 5000 ソフトウェアではアドオンプロファイル (AOP) を使用することができ、AOP により、Rockwell ControlLogix および CompactLogix PLC と通信するように EtherNet/IP が有効なデバイスを設定することができます。アドオンプロファイル (AOP) のユーザインタフェースにより、あらゆるチェック機能を使用して設定およびステータスデータに列挙された方法でアクセスできます。入力されたデータは、検証されて、選択が正しくて必要なセットアップと一貫性があることが確認されます。アドオンプロファイル (AOP) では、I/O および設定データの構造を認識し、RSLogix5000 でデバイスに割り当てられた名前を使用してタグを作成します。データを視覚的に区別するためにタグが完全に列挙され、すべてのデータがタグ名を使用して選択可能になります。

In-Sight アドオンプロファイル (AOP) のインストーラは、In-Sight のサポートサイトから入手できます。現行バージョンの 1.28 では、新しい次世代モデル (In-Sight シリーズのビジョンセンサ、In-Sight 8000 および In-Sight 76xx ~ 79xx シリーズのビジョンシステム) を含むすべての In-Sight ビジョンシステムがサポートされています。

詳細については、「アドオンプロファイル (AOP) のインストール」を参照してください。

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  • アドオンプロファイル (AOP) では、In-Sight 2000 シリーズのビジョンセンサ、In-Sight 57xx、In-Sight 76xx ~ 79xx、In-Sight 8000 シリーズのビジョンセンサのメジャーリビジョン 11、およびすべてのレガシーモデル (In-Sight 1000、In-Sight 5000 および In-Sight 70xx ~ 74xx) のメジャーリビジョン 12 がインストールされます。
  • アドオンプロファイル (AOP) バージョン 1.28 のメジャーリビジョン 12 は、レガシーモデルの TestRun ビットをサポートしています。
  • アドオンプロファイル (AOP) がインストールされている場合、In-Sight ビジョンシステムでは、EDS 生成のプロファイルが非表示にされます。
  • 最新の In-Sight アドオンプロファイル (AOP) には、以前のリビジョンからのコンテンツがすべて含まれており、既存のアプリケーションとの互換性は失われませんが、接続が確立されるかどうかは、アドオンプロファイル (AOP) の Major Revision フィールドに関連付けられています。