アドオンプロファイルを使用した接続の確立

アドオンプロファイル (AOP) を使用して単一の ControlLogix PLC との非明示的メッセージング接続を確立するには、次の手順に従います。

  1. RSLogix 5000 を開き、PLC のプロジェクトをロードします。

    :  RSLogix 5000 に接続を追加するには、PLC がオフラインである必要があります。
  2. [I/O Configuration] ノードで、Ethernet モジュールを選択し、アイコンを右クリックして、メニューから [New Module] を選択します。

  3. 次のダイアログが表示されたら、リストから使用中の In-Sight ビジョンシステムのモデルを選択します。このオプションは、アドオンプロファイル (AOP) をインストールすると表示されます。

  4. 選択を行うと、In-Sight ビジョンシステムの設定ダイアログが表示されます。

    :  [Time Sync] タブは、In-Sight 5000 シリーズビジョンシステムに接続しているときにのみ表示されます。

    次のフィールドを設定する必要があります。

    • [名前]: これは、汎用 EtherNet/IP デバイスに与えられる名前です。RSLogix 5000 で作成されるタグは、この名前に基づきます。一貫性を保つために、In-Sight ビジョンシステムの名前を使用することを推奨します。
    • [IP アドレス]: In-Sight ビジョンシステムの IP アドレス。
    • [ホスト名]: この設定は任意です。ネットワークに DNS (Domain Name Server) がある場合のみ、この設定を使用してください。
  5. In-Sight ビジョンシステムと PLC との間で転送するデータの量と型を設定するには、[変更] ボタンを使用します。[Change] ボタンを使用して、電子キー (Electronic Keying) を有効にすることもできます。
  6. (オプション) 電子キー操作は、必要に応じて [変更] ボタンを使用して無効にすることもできます。

    キー操作を無効にするには、次の手順に従います。[Module Definition (モジュール定義)] ダイアログで、リビジョン [10] を選択し、[Disable Keying (キー操作無効)] を選択します。次に [OK] をクリックします。

  7. 一般的な通信パラメータを確定した後、設定プロセスに関する手順は下の図に示します。

    次のフィールドを設定する必要があります。

    • [Requested Packet Interval (RPI)]: このフィールドは、RPI (Requested Packet Interval) を指定します。これは、非明示的メッセージング接続によるデータ交換の時間間隔 (ミリ秒単位) を定義します。

      :  In-Sight ファームウェアバージョン 3.30.00 以降では、RPI 値をジョブ実行時間より長くする必要がなくなりました。非明示的メッセージング接続はジョブ実行と非同期に実行するようになりました。ただし、RPI 時間が短いと (20ms 未満)、ビジョンジョブのパフォーマンスに悪影響を与えることがあります。最良の結果を得るためには、RPI 時間を、In-Sight ビジョンシステムがジョブ実行を完了してから PLC がデータを要求するまでの時間の半分以下に設定してください。
    • [Major Fault On Controller If Connection Fails While in Run Mode]: このオプションをオンにすると、コントローラは接続が失敗したときにメジャーフォールトを生成します。
    • [Inhibit Module]: このチェックボックスを ON にすると、PLC は In-Sight ビジョンシステムとの接続の確立を試みません。

      :  In-Sight ビジョンシステムが「スタンバイ」モードで動作を停止した場合は、モジュールを禁止して再度有効にすることによってそのモジュールを再び動作させることができます。
  8. ControlLogix にモジュールを追加すると、I/O ツリーは次のように表示されます。

  9. 続いて RSLogix 5000 により、デバイスに与えられた名前に基づいて In-Sight ビジョンシステムの入力および出力データにマップされるタグが作成されます。
    • [InSight_Top:I Scheduled Input]: 下の表に、In-Sight ビジョンシステムから PLC に送信されるデータを示します。

    • [InSight_Top:O Scheduled Output]: 以下の表に、EtherNet/IP クライアント (ControlLogix) から In-Sight ビジョンシステムに送信されるデータを示します。