GetSystemConfig

次のパラメータは、GetSystemConfig Evaluate ネイティブモードコマンドと組み合わせて、システム情報を返すために使用されます。

アクティブセル制限 

[アクティブセル制限] ダイアログで設定された使用可能なスプレッドシートセルの数を返します。

入力パラメータ

Syntax:EVGetSystemConfig("ActiveCellLimit")

入力 説明
"ActiveCellLimit" アクティブセルの制限、セル単位(2048 ~ 10400)

出力

戻り値

ステータスコード。その後に結果の文字数 (バイト単位) と結果 (XML フォーマット) が続きます。

1 コマンドは正常に実行されました。
0 認識されないコマンドが送信されました。
-2 コマンドを実行することができませんでした。
-6 ユーザはコマンドを実行するためのフルアクセスのアクセス権を持っていません。

In-Sight ビジョンシステムまたはビジョンシステムのアクティブセルの制限を取得するには、次のコマンドを発行します。EVGetSystemConfig("ActiveCellsLimit")

In-Sight ビジョンシステムは、ステータスコード (1) とその後の文字数 (バイト単位、33) で応答します。最後に、現在の制限 (6144)、続いて最小 (2048) と最大 (8192) 範囲のアクティブセルの制限範囲が返されます。

DHCP タイムアウト

[ネットワークの設定] ダイアログで設定された DHCP タイムアウト情報を返します。

入力パラメータ

Syntax:EVGetSystemConfig("DHCPTimeout")

入力

説明

"DHCPTimeout"

In-Sight ビジョンシステムが DHCP 用に設定されているときに、DHCP サーバが有効な IP アドレスで応答するのをビジョンシステムが待つ時間 (5 ~ 180 秒、デフォルト = 60)。DHCP サーバからの応答待ち時間がタイムアウトすると、ネットワーク通信は中断されます。ビジョンシステムは電源を入れ直すまでネットワークへの再接続を試みません。

出力

戻り値

ステータスコード。その後に結果の文字数 (バイト単位) と結果 (XML フォーマット) が続きます。

1 コマンドは正常に実行されました。
0 認識されないコマンドが送信されました。
-2 コマンドを実行することができませんでした。
-6 ユーザはコマンドを実行するためのフルアクセスのアクセス権を持っていません。

[ネットワーク設定] ダイアログで設定された DHCP タイムアウト情報を取得するには、次のコマンドを発行します。EVGetSystemConfig("DHCPTimeout")

In-Sight ビジョンシステムは、ステータスコード (1) とその後の文字数 (バイト単位、21) で応答します。最後に、DHCP タイムアウト情報 (30) が返されます。

Telnet ポート

[ネットワークの設定] ダイアログで設定された Telnet ポート情報を返します。

入力パラメータ

Syntax:EVGetSystemConfig("TelnetPort")

入力

説明

"TelnetPort"

アクティブな In-Sight ビジョンシステム (通信を待っている TCP/IP サーバ) がリモートデバイス (通信を開始する TCP/IP クライアント) からの要求を待ち受ける Telnet ポート。  有効なポート割り当ては、1 ~ 65535 の未使用の番号ですが、21、68、80、502、1069、1070、1212、2222、44818、および 50000 (In-Sight 通信のために予約済み) を除きます。

出力

戻り値

ステータスコード。その後に結果の文字数 (バイト単位) と結果 (XML フォーマット) が続きます。

1 コマンドは正常に実行されました。
0 認識されないコマンドが送信されました。
-2 コマンドを実行することができませんでした。
-6 ユーザはコマンドを実行するためのフルアクセスのアクセス権を持っていません。

[ネットワーク設定] ダイアログで設定された Telnet ポート情報を取得するには、次のコマンドを発行します。EVGetSystemConfig("TelnetPort")

In-Sight ビジョンシステムは、ステータスコード (1) とその後の文字数 (バイト単位、23) で応答します。最後に、Telnet ポート情報 (23) が返されます。

ネットワークサポートリンクモード

[ネットワーク設定] ダイアログで設定された、ビジョンシステムによってサポートされる Ethernet リンクスピードとデュープレックスモード (全二重または半二重) を返します。

入力パラメータ

Syntax:EVGetSystemConfig("Network.SupportedLinkModes")

入力

説明

"Network.SupportedLinkModes"

ビジョンシステムによってサポートされる Ethernet リンクスピードとデュープレックスモード。

出力

戻り値

ステータスコード。その後に結果の文字数 (バイト単位) と結果 (XML フォーマット) が続きます。

1 コマンドは正常に実行されました。
0 認識されないコマンドが送信されました。
-2 コマンドを実行することができませんでした。
-6 ユーザはコマンドを実行するためのフルアクセスのアクセス権を持っていません。

結果

結果 説明
0 オートネゴシエーション
100 10 Mbps 半二重
101 10 Mbps 全二重
102 100 Mbps 半二重
103 100 Mbps 全二重
104 1000 Mbps 全二重
:  [1000 Mbps 全二重] オプションは、1000 Mbps イーサネット速度をサポートするビジョンシステムだけで使用できます。In-Sight 5600 シリーズのビジョンシステムの場合、128MB 以上の不揮発性フラッシュメモリを搭載したモデルだけで使用できます。

ビジョンシステムでサポートされるリンクスピードとデュープレックスモードを取得するには、次のコマンドを発行します。EVGetSystemConfig("Network.SupportedLinkModes")

In-Sight ビジョンシステムは、ステータスコード (1) とその後の文字数 (バイト単位、36) で応答します。最後に、サポートされる Ethernet リンクスピードとデュープレックスモードが返されます。

ネットワーク要求リンクモード

[ネットワーク設定] ダイアログで設定された、ビジョンシステムの現在の Ethernet リンクスピードとデュープレックスモード (全二重または半二重) を返します。

入力パラメータ

Syntax:EVGetSystemConfig("Network.RequestedLinkMode")

入力

説明

"Network.RequestedLinkMode"

ビジョンシステムの現在の Ethernet リンクスピードとデュープレックスモード。

出力

戻り値

ステータスコード。その後に結果の文字数 (バイト単位) と結果 (XML フォーマット) が続きます。

1 コマンドは正常に実行されました。
0 認識されないコマンドが送信されました。
-2 コマンドを実行することができませんでした。
-6 ユーザはコマンドを実行するためのフルアクセスのアクセス権を持っていません。

結果

結果 説明
0 オートネゴシエーション*
100 10 Mbps 半二重
101 10 Mbps 全二重
102 100 Mbps 半二重
103 100 Mbps 全二重
104 1000 Mbps 全二重

* はデフォルト値を示します。

:  [1000 Mbps 全二重] オプションは、1000 Mbps イーサネット速度をサポートするビジョンシステムだけで使用できます。In-Sight 5600 シリーズのビジョンシステムの場合、128MB 以上の不揮発性フラッシュメモリを搭載したモデルだけで使用できます。

ビジョンシステムの現在のリンクスピードを取得するには、次のコマンドを発行します。EVGetSystemConfig("Network.RequestedLinkMode")

In-Sight ビジョンシステムは、ステータスコード (1) とその後の文字数 (バイト単位、20) で応答します。最後に、現在のリンクスピードが返されます。

有効なサービス

[ネットワークの設定] ダイアログで設定されたプロトコルサービス情報を返します。

:  EtherNet/IP サービスと PROFINET サービスは相互に排他的であるため、両方のサービスを同時に有効にすることはできません。

入力パラメータ

Syntax:EVGetSystemConfig("ServicesEnabled")

入力

説明

"ServicesEnabled"

ビジョンシステムで現在有効なサービス。

出力

戻り値

ステータスコード。その後に結果の文字数 (バイト単位) と結果 (XML フォーマット) が続きます。

1 コマンドは正常に実行されました。
0 認識されないコマンドが送信されました。
-2 アクティブジョブが保存されていないので、コマンドを実行できませんでした。
-6 ユーザはコマンドを実行するためのフルアクセスのアクセス権を持っていません。

結果は以下のとおりです。

戻り値は 10 進数で、バイナリ値から変換されます。

サービス バイナリ 10 進値
iQSS 01000000 64

POWERLINK

:  ファームウェアバージョン 4.x.x を実行している In-Sight 70xx ~ 74xx シリーズのビジョンシステムのみでサポートされます。
00100000 32
SLMP スキャナ 00010000 16
Precision Time Protocol (IEEE 1588 PTP) 00001000 8
PROFINET 00000100 4
EtherNet/IP 00000010 2
Modbus Server 00000001 1
なし 00000000 0

複数のサービスが有効になっている場合は、返された 10 進数値をバイナリ値に変換し、有効なサービスを判別できます。 閉じた

次のコマンドを発行します。EVGetSystemConfig("ServicesEnabled")

In-Sight ビジョンシステムは、ステータスコード (1) とその後の文字数 (バイト単位、20) で応答します。最後に、有効なサービス (5) が返されます。有効なサービスを判別するには、10 進数値をバイナリ値に変換します。

5 = 101

バイナリ値に基づいて、ビジョンシステムで Modbus および ProfiNET サービスが有効化されていることが分かります。

サービス

PROFINET

EtherNet/IP

Modbus

バイナリ

1

0

1

[ネットワーク設定] ダイアログで設定されたプロトコルサービス情報を取得するには、次のコマンドを発行します。EV GetSystemConfig("ServicesEnabled")

In-Sight ビジョンシステムは、ステータスコード (1) とその後の文字数 (バイト単位、20) で応答します。最後に、有効なサービス (2) が返され、EtherNet/IP サービスが有効化されていることが示されます。

内部温度

In-Sight 76xx ~ 79xx シリーズと In-Sight 8000 シリーズのビジョンシステムの内部温度 (摂氏) を返します。

入力パラメータ

Syntax:EVGetSystemConfig("Internal.Temperature")

入力

説明

"Internal.Temperature"

ビジョンシステムの内部温度 (摂氏)。

出力

戻り値

ステータスコード。その後に結果の文字数 (バイト単位) と結果 (XML フォーマット) が続きます。

1 コマンドは正常に実行されました。
0 認識されないコマンドが送信されました。
-2 コマンドを実行することができませんでした。
-6 ユーザはコマンドを実行するためのフルアクセスのアクセス権を持っていません。

結果

ビジョンシステムの内部温度 (摂氏) を返します。

ビジョンシステムの現在の内部温度を取得するには、次のコマンドを発行します。EVGetSystemConfig("Internal.Temperature")

In-Sight ビジョンシステムは、ステータスコード (1) とその後の文字数 (バイト単位、23) で応答します。最後に、現在の温度 (摂氏) が返されます。