Read File

指定された In-Sight のフラッシュメモリ (RAM ディスクまたは SD カード) からジョブを読み取ります。

:  
  • RAMDisk フォルダに格納されているジョブファイルを読み取る場合のシンタックスは、RFRAMDisk/[Filename] です。例えば、ビジョンシステムの RAMDisk フォルダに格納されているファイル「Model.job」を読みとるには、次のコマンドを発行します。「RFRAMDisk/Model.job」。
  • SD Card フォルダに格納されているジョブファイルを読み取る場合のシンタックスは、RFSDCARD/[Filename] です。例えば、ビジョンシステムの SD Card フォルダに格納されているファイル「Model.job」を読み取るには、次のコマンドを発行します。「RFSDCARD/Model.job」。

Read Fileの入力パラメータ

Syntax:RF[Filename]

入力

説明

Filename

ジョブの名前。このコマンドは、.JOB ファイル拡張子があってもなくても実行されます。

Read Fileの出力

戻り値

ステータスコード。その後に行の終端文字と、ジョブデータの行が続きます。

ステータスコードは次のとおりです。

1 コマンドは正常に実行されました。
0 認識されないコマンドが送信されました。
-1 ジョブのファイル名が見つかりません。
-2 指定された名前で保存されたジョブは存在しないか、またはジョブデータが無効なため、コマンドを実行できませんでした。
-6 ユーザはコマンドを実行するためのフルアクセスのアクセス権を持っていません。

ジョブデータの行の設定は次のとおりです。

Name

1 行目にはジョブ名が含まれています。

Size

2 行目には、ジョブのサイズ (バイト単位) の整数値が含まれています。

Data

実際のジョブデータは、80 文字/行でフォーマットされた ASCII 16 進数値としてエンコードされています。各行は終端文字で終わります。

CheckSum

最後の行には、ジョブデータのチェックサムとして 4 バイトの ASCII 16 進数が含まれています。

Read File

In-Sight ビジョンシステムに保存されているジョブ「Model.job」に関する情報を受け取るには、次のコマンドを発行します。RFModel.job

Read File コマンドを発行した後、telnet ウィンドウに出力される 1 行目はステータスコード (1) です。その後に、ジョブ名 (Model.job) とバイト単位のサイズ (826)、およびジョブデータ (ASCII 16 進フォーマット) が続きます。  最後に、4 バイトの ASCII 16 進チェックサムが最後の行 (8767) に表示されます。

:  RF コマンドによって報告されるサイズは、データの ASCII 16 進エンコードのため、In-Sight ビジョンシステム上の実際の .JOB ファイルサイズのバイト数の 2 倍になります。