Set Float

EasyBuilder ビュー

EasyBuilder の位置決めツールまたは検査ツールのパラメータ、あるいはジョブデータなどのシンボリックタグの浮動小数点値を、指定した浮動小数点値に設定します。シンボリックタグは、浮動小数点データ型である必要があります。

Set Floatの入力パラメータ

Syntax:SF["Symbolic Tag"][Space][Float]

入力 説明
"Symbolic Tag" 設定するシンボリックタグ (位置決めツールまたは検査ツールのパラメータ (例: "Pattern_1.Horizontal_Offset") あるいは EasyBuilder ジョブデータ (例: "Acquistion.Exposure_Time")) の名前。
Space 浮動小数点値から "Symbolic Tag" を切り離す空白スペース。
Float 設定する浮動小数点数 (小数点文字 (.) を含む)。

Set Floatの出力

戻り値

1

コマンドは正常に実行されました。

0

認識されないコマンドが送信されました。

-1

"Symbolic Tag" が無効か、または指定した値に浮動小数点数が含まれていません。

-2

コマンドを実行することができなかったか、指定した浮動小数点値がコントロールの有効範囲外です。例えば、指定した名前は有効なデータタイプのコントロールを含んでいません。

-6

ユーザはコマンドを実行するためのフルアクセスのアクセス権を持っていません。

Set Float

新しい整数値を含む Set Float コマンドを送信することによって、位置決めツールまたは検査ツールのパラメータ、あるいはジョブデータの浮動小数点値を設定することができます。

  1. ジョブにパターン位置決めツールが含まれており、そのツールの現在の [水平オフセット] パラメータ設定がデフォルトの 0.000 に設定されていると仮定します。

  2. このパラメータの設定を Set Float ネイティブモードコマンドを使用して変更します。次の telnet クライアントウィンドウに示すように、コマンド SFPattern_1.Horizontal_Offset 100.302 を発行します。

  3. In-Sight ビジョンシステムは、コマンドが正常に実行されたことを示す 1 を返すことによって応答します。ツールの [水平オフセット] パラメータは、0.000 から 100.302 に正常に変更されました。

スプレッドシートビュー

セルに格納されている編集ボックスコントロールを、指定された浮動小数点値に設定します。編集ボックスコントロールのタイプは EditFloat にする必要があります。

Set Floatの入力パラメータ

Syntax:SF[Column][Row][Float]

入力 説明
Column 設定するセル値の列文字 (A ~ Z)
Row 設定するセル値の行番号。行番号は、3 桁で構成されている必要があります (000 ~ 399)
Float 設定する浮動小数点数 (小数点文字 (.) を含む)。

Set Floatの出力

戻り値

1

コマンドは正常に実行されました。

0

認識されないコマンドが送信されました。

-1

セル ID が無効か、または指定した値に浮動小数点数が含まれていません。

-2

コマンドを実行することができませんでした。例えば、指定したセルに編集ボックスコントロールが格納されていないか、編集ボックスコントロールが EditFloat 関数によって作成されませんでした。

-6

ユーザはコマンドを実行するためのフルアクセスのアクセス権を持っていません。

Set Float

セル A2 に格納されている編集ボックスを浮動小数点値 7.2 に設定するコマンドは、SFA0027.2 です。

  1. セル A2 には、次が格納されていると仮定します。

    A2 = EditFloat(0,10)

    A2 に現在格納されている値は 3.5 です。  スプレッドシートには次のように表示されます。

  2. Set Float ネイティブモードコマンドを使用してこの値を 7.2 に変更するには、次の Telnet クライアントウィンドウに示すように、コマンド SFA0027.2 を発行します。

    In-Sight センサは、コマンドが正常に実行されたことを示す 1 を返すことによって応答します。EditFloat コントロールは、3.5 から 7.2 に正常に変更されました。