Write Job
In-Sight センサのフラッシュメモリの指定された In-Sight ジョブスロットにジョブを送信します。
注 :
Write Jobの入力パラメータ
このコマンドと ID は別個の行で送信され、その後にジョブデータの行が続きます。ジョブデータは、Read Job コマンドから受け取るデータの正確なコピーである必要があります。
シンタックス: WJ[ID][Filename]
[Size]
[Data]
[Checksum]
入力 | 説明 |
ID | ジョブ ID 番号 (0~999)。 |
ジョブデータの行の設定は次のとおりです。
入力 | 説明 |
Name | 1 行目にはジョブ名が含まれています。 |
Size | 2 行目には、ジョブのサイズ (バイト単位) の整数値が含まれています。 |
Data | 実際のジョブデータは、80 文字/行でフォーマットされた ASCII 16 進数値としてエンコードされています。各行は終端文字で終わります。 |
CheckSum | 最後の行には、ジョブデータのチェックサムとして 4 バイトの ASCII 16 進数が含まれています。 |
Write Jobの出力
ステータスコードの後に、行の終端文字が続きます。ステータスコードは次のとおりです。
1 | コマンドは正常に実行されました。 |
0 | 認識されないコマンドが送信されました。 |
-1 | ジョブ ID 番号が許容範囲 (0 ~ 999) 外です。 |
-2 | ジョブを書き込むことができなかったか、ジョブデータが無効です。 |
-3 | チェックサムに失敗しました。チェックサムがジョブデータと一致しません。 |
-4 | In-Sight センサのメモリ不足です。 |
-6 | ユーザはコマンドを実行するためのフルアクセスのアクセス権を持っていません。 |
Write Job の例
ジョブデータを「86Test.job」という名前のジョブに書き込むには、次のコマンドを発行します。WJ86
コマンドを発行した後、ジョブ名 (Test.job) を入力し、その後にバイト単位のサイズ (826) を続けて入力します。 次に、ジョブファイルの各 ASCII 16 進バイトを入力します。 最後に、4 バイトの ASCII 16 進チェックサム (5384) を最後の行に入力します。
In-Sight センサは、センサのフラッシュメモリにジョブが正常に送信されたことを示す 1 を返すことによって応答します。
注 :
- センサにそのジョブファイルがすでに存在する場合、既存のジョブデータは上書きされます。
- センサにそのジョブファイルがまだ存在しない場合は、指定した名前を付けて新しいジョブファイルが作成されます。
- サイズは、データの ASCII 16 進エンコードのため、In-Sight センサ上の実際の .JOB ファイルサイズのバイト数の 2 倍になります。