アプリケーションステップ

[アプリケーションステップ] ペインからは、EasyBuilder のどのステップにも 1 クリックで簡単にアクセスできます。[アプリケーションステップ] は、ジョブの構築に一般的に使用される順序で表示されます。ジョブの構築後、これらのステップには任意の順序で再アクセスできるので、目的の結果が得られるまで、ジョブパラメータを変更したり、微調整したりすることが可能です。

アクセスレベル、実行中のタスク、接続先がセンサかエミュレータか、In-Sight センサがオンラインかどうかなどによっては、[アプリケーションステップ] がグレーアウトされることがあります。

:  [アプリケーションステップ] ペインを移動またはサイズ変更して、EasyBuilder をカスタマイズすることができます。

アプリケーションステップの使用

ジョブパラメータを設定するには、目的のステップをクリックして、その設定ペインにアクセスします。ここでは、各ステップについて簡単に説明します。

  • [接続]: In-Sight センサまたはエミュレータに接続し、既存の EasyBuilder ジョブを開くか、新規ジョブを開始します。
  • [画像の設定]: 画像を取り込み、またはロードして、取り込み設定を調整し、実世界の単位に画像をキャリブレーションします。
  • [位置決め]: 位置決めツールをジョブに追加し設定して、フィクスチャを生成します。フィクスチャは、そのほかのビジョン検査ツールの原点となる基準点を定義するビジョン検査ツールです。
  • [検査]: 製品の検査ツールをジョブに追加し設定して、画像解析基準に基づいて製品を検査し、品質や数量を確認します。
  • [入力/出力]: 入力ライン名のカスタマイズ、信号タイプの設定、信号のエッジ遷移の選択、強制的な入出力によるアプリケーションのテストを行うことによって、サポートされている Cognex 製 I/O モジュールのディスクリート入出力ラインの設定を定義します。
  • [通信]: VisionView 用に EasyView を設定し、In-Sight センサのネットワークおよびシリアル通信の設定値を定義して、センサがロボットや PLC などのほかのデバイスとデータをやり取りできるようにするため、オープンデータアクセスおよび交換 (OPC) の検査結果を定義します。
  • [フィルムストリップ]: 取得された画像を、センサまたは PC から確認するためのフィルムストリップ設定を行います。
  • [ジョブの保存]: センサがオフラインのときに、さまざまなファイル管理タスクやセンサ保守タスクを行います。

    :  [ユーザ] ダイアログの [オンライン時にジョブ保存] チェックボックスがオンの場合、オンラインでは、フルまたはプロテクトレベルのアクセス権を持つユーザだけがジョブを保存できます。
  • [ジョブの実行]: ジョブを実行し、結果を確認して、必要に応じて設定を変更またはトラブルシューティングします。
:  EasyBuilder には「自動保存」機能はありません。開発中は、定期的に CTRL+S キーを押して、ジョブを保存することを推奨します。