FindPatterns
FindPatterns 関数は 2 つの関数で構成されています。1 つはエリアベースまたはエッジベースのモデルパターンを抽出し、もう 1 つは、登録モデルを使ってサーチを実行します。
この関数によって登録する場合も検出する場合も、実行は、どのパラメータを更新したかによって決まります。どのモデルパラメータを更新してもモデルが返されます。画像、フィクスチャ、検索領域、またはほかのサーチパラメータを更新しても関数がサーチを開始します。
FindPatternsの入力パラメータ
Syntax:FindPatterns(画像 ,フィクスチャ.行 ,フィクスチャ.列 ,フィクスチャ.角度 ,モデル領域.X ,モデル領域.Y ,モデル領域.高さ ,モデル領域.幅 ,モデル領域.角度 ,モデル設定.モデルタイプ ,モデル設定.粗さ ,モデル設定.精度 ,モデル設定.行オフセット ,モデル設定.列オフセット ,モデル設定.登録を強制 ,モデル設定.パターン ,サーチ領域.X ,サーチ領域.Y, サーチ領域.高さ ,サーチ領域.幅 ,サーチ領域.角度 ,検出する数 ,角度範囲 ,スケール許容 ,しきい値: アクセプト ,しきい値: コンフューズ ,タイムアウト ,表示)
| 画像 | 画像データ構造体を含んだスプレッドシートセルを参照するように指定します。デフォルトでは、このパラメータは、AcquireImage 画像データ構造体を含むセル A0 を参照しています。また、このパラメータは、ビジョンツールのグラフィックス関数や、座標補正関数により返された、そのほかの画像データ構造体も参照できます。 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| フィクスチャ |
モデルを定義して、フィクスチャ入力、またはビジョンツール関数の画像座標系の出力に関連する対象領域 (ROI) を検出します。フィクスチャに関連する ROI を設定すると、フィクスチャが回転または移動した場合に、フィクスチャに対応して ROI を確実に回転または移動できます。 デフォルト設定は画像の左上隅で、(0, 0, 0) になります。
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| モデル領域 |
モデルパターンの抽出に使用される矩形の画像領域を指定します。
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| モデル設定 |
モデル登録パラメータを指定します。
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| サーチ領域 |
パターンのサーチを実行する場所の定義に使用される、画像の領域を指定します。変換および回転が可能な矩形の画像領域を作成します。このパラメータを選択して、プロパティシートのツールバーにある [領域の最大化] ボタンを押すと、画像全体が対象になるように領域が自動的に拡張されます。
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| 検出する数 |
返される一致したパターンの最大数を指定します (0 ～ 255、デフォルト = 1)。 注 : 返すことができるパターンの最大数は 255 ですが、[モデル設定] パラメータがエッジモデルに設定されている場合は、そのほかの設定、特に [粗さ]、[精度]、および [スケール許容] によって、返されるパターン数は大幅に減少することがあります。より多くのパターンを検出する必要がある場合は、FindPatMaxPatterns 関数を使用することを推奨します。
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| 角度範囲 | パターンの回転に対する関数のプラス/マイナス方向の許容範囲を指定します (0 ～ 180、デフォルト = 15)。この関数は、指定された範囲外のパターンも検出しますが、精度が少し下がります。角度範囲を 0 より大きい値に設定すると、パターンを検出する速度が遅くなります。 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| スケール許容 |
パターンのスケール変化に対する関数の許容値を指定します。
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| しきい値: アクセプト | パターンレスポンスの最小一致得点を指定します (0 ～ 100、デフォルト = 50)。この関数は、アクセプトしきい値の制限を超えた、検出する数パターンのレスポンスを返します。 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| しきい値: コンフューズ | モデルの実際のインスタンスでない画像内パターンに対し、予測される最大パターンレスポンス得点を指定します (0 ～ 100、デフォルト = 70)。このサーチパラメータを設定すると、関数がどのパターンレスポンスを調査し、どのパターンを安全に無視できるかを知るのに有効です。このパラメータはコンフュージョンしきい値とも呼ばれます。 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| タイムアウト | この関数によるパターンのサーチ時間をミリ秒単位で指定します (0 ～ 30000、デフォルト = 5000)。指定された時間が経過すると、実行は停止し、#ERR が返されます。値を 0 に設定すると設定値が無効になり、タイムアウトは適用されません。 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 表示 |
画像上の FindPatterns グラフィックスオーバレイの表示モードを指定します。
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FindPatternsの出力
| 戻り値 | 得点によってソートされたモデルとパターンレスポンスのリストを含むパターンデータ構造体。入力パラメータが無効であれば #ERR を返します。 |
| 結果 | FindPatterns 関数が初めてセルに挿入されると、スプレッドシート内に結果テーブルが自動的に作成されます。 |
FindPatternsデータアクセス関数
次のデータアクセス関数がスプレッドシートに自動挿入され、結果テーブルが作成されます。
| 行 | GetRow(パターン, インデックス) | パターン位置の行座標 |
| 列 | GetCol(パターン, インデックス) | パターン位置の列座標 |
| 角度 | GetAngle(パターン, インデックス) | パターン位置の角度 |
| スケール | GetScale(パターン, インデックス) | 登録されたモデルと比較したパターンのサイズ (モデルサイズのパーセントで表示) |
| 得点 | GetScore(パターン, インデックス) | パターンのレスポンス得点 |