WriteDiscrete

ディスクリート出力ポートへ任意のビット幅でデータを書き込みます。

:  
  • この関数を有効にするには、In-Sight システムをオンラインにする必要があります。
  • この関数を含むジョブを In-Sight Explorer 3.3.0 以上で保存した場合、このジョブは、In-Sight Explorer 3.3.0 以上とのみ互換性を持ちます。
  • WriteDiscrete 関数を含む In-Sight Explorer .JOB ファイルを CIO-1400 I/O モジュールが追加された In-Sight センサにロードする場合は、WriteDiscrete の開始ビットパラメータとビット数パラメータを変更し、I/O ラインの新しい構成を反映する必要があります。
  • In-Sight Explorer または VisionView アプリケーションが検査をモニタするジョブ設置環境では、ジョブがスプレッドシートイベントのトリガをかけるソフトイベント (Timer 関数として設定) に依存する場合、画像取り込みサイクルの完了直前にトリガがかけられると、画像の検査が遅延することがあります。ジョブファイルが大きい場合 (つまり、追加されたジョブのロジックに加えて、ファイルにパターンマッチ傷検出 エッジ検査ツールなど多くのビジョンツールが含まれる)、In-Sight Explorer または VisionView に必要な更新により、表示の更新がキューに入れられるまで画像の検査が妨げられます。正確なタイミングを必要とするアプリケーションでは (10 ミリ秒による測定など)、この更新により合格/不合格の結果を決定するのが遅れるため、検査プロセスでの次のステーション (PLC またはモーションコントローラなど) への結果の転送も遅延します。こうしたアプリケーション環境では、検査の遅延を避けるために、ソフトイベントを使用しないことを推奨します。

WriteDiscreteの入力パラメータ

Syntax:WriteDiscrete(イベント,開始ビット,ビット数,)

イベント

指定した値を読み取るイベントを指定します。このパラメータは、次のいずれかを参照している必要があります。

  • AcquireImage 関数を含んでいるセル A0 の画像データ構造体 (デフォルト)
  • イベント関数を含んでいるセル。
  • Button 関数を含んでいるセル。
:  デフォルトのイベント参照が削除された場合、この値はチェックボックスによって置き換えられます。イベントとして別のセルを参照した場合、この関数は、参照されたセルに基づき、条件に従って実行されます。このチェックボックスが ON の場合、関数への入力が更新されると、関数は必ず実行されます。
開始ビット

書き込む範囲の最初のビットを指定します。

  • In-Sight 5000 シリーズおよび Micro 1000 シリーズ: (0 ~ 11、デフォルト = 0)
  • In-Sight 70xx ~ 74xx シリーズ: (0 ~ 13、デフォルト = 1)
  • In-Sight 76xx ~ 79xx シリーズおよび In-Sight 8000 シリーズ: (0 ~ 15、デフォルト = 0)
ビット数

書き込む範囲内のビット数を指定します。

  • In-Sight 5000 シリーズおよび Micro シリーズ: (1 ~ 12、デフォルト = 1)
  • In-Sight 70xx ~ 74xx シリーズ: (1 ~ 14、デフォルト = 1)
  • In-Sight 76xx ~ 79xx シリーズおよび In-Sight 8000 シリーズ: (1 ~ 16、デフォルト = 1)

書き込む正の整数値を指定します。

  • In-Sight 5000 シリーズおよび Micro シリーズ: (0 ~ 4095、デフォルト = 0)
  • In-Sight 70xx ~ 74xx シリーズ: (0 ~ 16383、デフォルト = 0)
  • In-Sight 76xx ~ 79xx シリーズおよび In-Sight 8000 シリーズ: (0 ~ 65535、デフォルト = 0)

WriteDiscreteの出力

戻り値 書き込まれた値。入力パラメータが無効であれば #ERR を返します。