WriteWaveformPulseTrain
指定のディスクリート出力ラインから送信される連続パルスを要求し、パルス登録データを含む データ構造体を生成します。
注 :
- この関数を有効にするには、In-Sight システムをオンラインにする必要があります。
- オンラインからオフラインに遷移すると、ただちに現在実行中の波形関数を停止し、キューに保存されている波形をすべて破棄します。In-Sight ビジョンシステムがオンラインのときのみ、波形が開始されます。
- この関数のトリガ後、波形はバックグラウンドでサイクル完了まで継続されます。
- ジョブ内の WriteWaveformPulseTrain 関数の数、または関数専用の出力ラインの数に関わらず、波形は一度に 1 つのみ生成することができます。
WriteWaveformPulseTrainの入力
Syntax:WriteWaveformPulseTrain(イベント,出力,間隔,デューティサイクル,パルス極性,キュー,アイドル間隔,パルス数)
波形を開始するイベントを指定します。このパラメータは、次のいずれかを参照している必要があります。
注 : デフォルトのイベント参照が削除された場合、この値はチェックボックスによって置き換えられます。イベントとして別のセルを参照した場合、この関数は、参照されたセルに基づき、条件に従って実行されます。このチェックボックスが ON の場合、関数への入力が更新されると、関数は必ず実行されます。
|
|||||
使用する出力ラインを指定します。高速出力や、In-Sight ビジョンシステムのユーザ設定可能な LED、I/O モジュールを使用しての追加出力 (接続時のみ) など、すべてのディスクリート出力ラインを使用することができます。 注 : 選択したディスクリート出力の [種類] パラメータを [波形] に設定していない場合、#ERR が返されます。#ERR の状態は、1 つまたは複数のセルを実行中のパラメータで参照したり、条件付きで有効にした実行中の式でセルを参照したり、関数に含まれるセルを修正したり、ジョブをロードしたりすることによって、波形関数を実行するまでクリアされません。
|
|||||
パルス開始から次のパルス開始までの間の合計時間をミリ秒単位で指定します (10~10,000、デフォルト = 1000)。 |
|||||
デューティサイクル |
パルスがアクティブ状態にある時間の割合 (パルス間隔の割合) を指定します (0~100%、デフォルト = 50%)。 注 : 実際のデューティサイクルは、使用している In-Sight ビジョンシステムおよび I/O モジュールの限界から、設定している数値にできるだけ近い数値となります。また、[間隔] パラメータが最小値近くに設定されていると、デューティサイクルの精度がさらに下がります。
|
||||
パルス極性 |
パルス極性を指定します。
|
||||
キュー |
波形キューを有効にするか無効にするかを指定します。
|
||||
波形が完了してから次の波形が始まるまでの、アイドル状態の待ち時間を指定します (0~10000、デフォルト = 3)。 | |||||
パルス数 | パルス登録を構成するパルス総数を指定します (1~10000、デフォルト = 10)。 |
WriteWaveformPulseTrainの出力
戻り値 | パルス登録データを含む波形データ構造体。入力パラメータが無効な場合は #ERR を返します。 |
WriteWaveformPulseTrain例
次の図は、この関数のパラメータを説明します。WriteWaveformPulseTrainこの例ではどちらも、パルスは 3、アイドル間隔は 2 です。
注 : 実際の出力時の電圧は、特定の出力および配線によって異なります。「NPN」または「シンク電流」で配線されている出力では、電圧レベルは上記の図とは逆となります。