領域フィルタ

領域フィルタは、処理前に設定できるため、処理結果に影響を及ぼします。したがって、ビュー内のキャプチャされた領域が欠陥領域としてマークされるかどうかは、設定された領域フィルタによって決まります。領域フィルタを有効にするには、領域フィルタ文字列を設定してからツールを再処理します。

 

 

以下の変数を使用すると、処理結果に直接影響を及ぼすことができます。フィルタの使用方法の詳細については、「フィルタ文法」を参照してください。

 

解析 (赤) ツール - 領域軸変数    

得点

浮動小数点

領域内のピクセルの確率の中で最も高い欠陥確率を返します。

deviation

"score" と同じ結果を返します。

holes

 

面積

欠陥領域内のピクセル数を返します。

例: "area>= 150"

周囲長

 

コンパクトさ

*次の文節に訳文を統一*4 * π * area / perimeter^2.

coverage

ラベル付けされた面積とマークされた面積のオーバーラップ比を返します。

例: "coverage>= 0.5"

x

欠陥領域の中心の x 軸位置を返します。

例: "x>150"

y

欠陥領域の中心の y 軸位置を返します。

例: "y>50"

name

文字列

 

 

領域フィルタとコンフュージョンマトリックス

[カウント] が [ビュー] または [未学習ビュー] に設定されている場合、コンフュージョンマトリックスは領域ではなくビューに基づいて計算されます。一方、[カウント] が [領域] または [未学習領域] に設定されている場合、コンフュージョンマトリックスはビューではなく領域に基づいて計算されます。詳細については、「コンフュージョンマトリックス」を参照してください。

領域フィルタは、コンフュージョンマトリックスの結果に適用できます。領域フィルタ文字列を設定し、ツールを再処理すると、領域フィルタがコンフュージョンマトリックスに適用されます。

Note: 領域フィルタは、「filtered()」式を使用して適用することもできます。

例> "filtered(region!/score) < T1"

例> "filtered(score[labeled]) in [T1, T2]"

 

コンフュージョンマトリックス - ビュー/未学習ビュー

領域フィルタは、処理結果の生成に影響を及ぼします。領域フィルタの役割は、マーキング領域を決定することです。たとえば、ビュー/未学習ビューで、領域フィルタに「area>150」を設定し、ツールを再処理すると、150 ピクセルを超えるマーキング領域があるビューのみが「不良」または「中間」とマークされ、それ以外は良好になります。

 

コンフュージョンマトリックス - 領域/未学習領域

領域フィルタは、処理結果の生成に影響を及ぼします。領域フィルタの役割は、マーキング領域を決定することです。たとえば、領域/未学習領域で、領域フィルタに「area>150」を設定し、ツールを再処理すると、マーキング領域の面積が 150 ピクセル以下のビューは、処理結果でそれらのマーキング領域を失います。

ビューについて、ピクセル単位でラベル付けされた欠陥領域とオーバーラップするすべてのマーキング領域が領域フィルタによって失われた場合、このビューには「不良」(実際) - 「不良」予測ペアが表示されません。