[X/Y スケール]、[エッジ]、[X/Y エッジ] および [円] キャリブレーションタイプ
[X/Y スケール]、[エッジ]、[X/Y エッジ] および [円] キャリブレーションオプションは、検査対象物またはオブジェクトの実際の寸法が分かっている場合に有用なアプリケーションです。
注 : スケールを使用したキャリブレーションは、レンズの歪みを考慮に入れていません。正確を期すためには、検査する表面に対して直角にIn-Sight ビジョンシステムを取り付けるようにする必要があります。そうでない場合は、歪みを取り除き、より正確に画像のキャリブレーションを行うことができるように、グリッドを使用したキャリブレーションを使用してください。
X/Y スケール
X および Y 値がわかっている場合の、シンプルなキャリブレーション計算に使用します。
注 : このオプションは、歪みを考慮しません。
- [キャリブレーションタイプ] ドロップダウンメニューから、[X/Y スケール] を選択します。
- [単位] ドロップダウンメニューから実単位 (ミクロン、ミリメートル、センチメートルまたはインチ) を選択します。
- [水平スケール] パラメータに水平スケール値 (0~9,999,999) を入力します。
- [垂直スケール] パラメータに水平スケール値 (0~9,999,999) を入力します。
- このオプションが選択されるとすぐにキャリブレーションが実行され、値が設定されます。
エッジ
2 つのエッジ特徴間の距離が分かっている場合に使用します。
- [キャリブレーションタイプ] ドロップダウンメニューから、[エッジ] を選択します。
- [エッジの選択] ボタンを押すと、EasyBuilder は画像を検査し、特徴をスマートフィーチャーとして自動的に検出して水色で提示します。
- スマートフィーチャーの 1 つを選択してクリックすると、紫色に変わり、特徴の外側にもう一本の線が伸びます。
-
次に、2 番目のスマートフィーチャーを選択します。
注 : 目的の特徴が EasyBuilder によって自動的に検出されない場合は、[スマートフィーチャー] チェックボックスを OFF にして、特徴の上に領域を配置してください。 - [OK] ボタンを押して、特徴を定義します。
- [単位] ドロップダウンメニューから実単位 (ミクロン、ミリメートル、センチメートルまたはインチ) を選択します。
- [寸法] フィールドに、選択した単位の寸法を入力します。
- [キャリブレーション] ボタンを押して、キャリブレーションのプロセスを終了します。位置決めおよび検査ツールの結果が、実単位で表示されるようになります。
X/Y エッジ
2 つのエッジ特徴間 (1 つは水平方向、もう 1 つは垂直方向) の距離が分かっている場合に使用します。水平方向の測定寸法と垂直方向の測定寸法を結合することにより、2 つの異なるスケールを作成します。
- [キャリブレーションタイプ] ドロップダウンメニューから、[X/Y エッジ] を選択します。
- [水平距離の定義] ボタンを押すと、EasyBuilder は画像を検査し、特徴をスマートフィーチャーとして自動的に検出して水色で提示します。
- スマートフィーチャーの 1 つを選択してクリックすると、紫色に変わり、特徴の外側にもう一本の線が伸びます。
-
次に、2 番目のスマートフィーチャーを選択します。
注 : 目的の特徴が EasyBuilder によって自動的に検出されない場合は、[スマートフィーチャー] チェックボックスを OFF にして、特徴の上に領域を配置してください。 - [OK] ボタンを押して、特徴を定義します。
- [垂直距離の定義] ボタンを押すと、EasyBuilder は画像を検査し、特徴をスマートフィーチャーとして自動的に検出して水色で提示します。
- スマートフィーチャーの 1 つを選択してクリックすると、紫色に変わり、特徴の外側にもう一本の線が伸びます。
- 次に、2 番目のスマートフィーチャーを選択します。
- [OK] ボタンを押して、特徴を定義します。
- [単位] ドロップダウンメニューから実単位 (ミクロン、ミリメートル、センチメートルまたはインチ) を選択します。
- [水平寸法] フィールドに、選択した単位の寸法を入力します。
- [垂直寸法] フィールドに、選択した単位の寸法を入力します。
- [キャリブレーション] ボタンを押して、キャリブレーションのプロセスを終了します。位置決めおよび検査ツールの結果が、実単位で表示されるようになります。
円
特徴の直径が分かっている場合に使用します。
- [キャリブレーションタイプ] ドロップダウンメニューから、[円] を選択します。
- [円の選択] ボタンを押すと、EasyBuilder は画像を検査し、特徴をスマートフィーチャーとして自動的に検出して水色で提示します。
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スマートフィーチャーの 1 つを選択してクリックすると、紫色に変わり、特徴の外側にもう一本の線が伸びます。
注 : 目的の特徴が EasyBuilder によって自動的に検出されない場合は、[スマートフィーチャー] チェックボックスを OFF にして、特徴の上に領域を配置してください。 - [OK] ボタンを押して、特徴を定義します。
- [単位] ドロップダウンメニューから実単位 (ミクロン、ミリメートル、センチメートルまたはインチ) を選択します。
- [寸法] フィールドに、選択した単位の寸法を入力します。
- [キャリブレーション] ボタンを押して、キャリブレーションのプロセスを終了します。位置決めおよび検査ツールの結果が、実単位で表示されるようになります。