出力 [詳細] ダイアログのコントロール

  • [パルス]: このチェックボックスが ON のときは、出力はパルスになります。 OFF にするとレベルに設定されます。 [取り込み遅延] が 0 以外の場合、パルス出力になります。
  • [パルス幅 (ミリ秒)]: 出力パルスの持続時間を指定します。

    ビジョンシステム/ビジョンセンサ 最小パルス幅 最大パルス幅 デフォルトのパルス幅
    汎用出力 高速出力
    In-Sight Micro 1000 シリーズ (1402、1412 および 1500 を除く) 10ms 10ms 1000ms 10ms
    In-Sight Micro 1402、1412 および 1500 10ms 1ms 1000ms 10ms
    In-Sight 2000 シリーズ 10ms 1ms 1000ms 10ms
    In-Sight 5000 シリーズ 10ms 10ms 1000ms 10ms
    In-Sight 70xx~74xx シリーズ 10ms 1ms 1000ms 10ms
    In-Sight 76xx~79xx シリーズ 10ms 1ms 1000ms 10ms
    In-Sight Micro 8000 シリーズ 10ms 1ms 1000ms 10ms
    In-Sight 9902L 1ms 1ms 1000ms 10ms
    In-Sight 9912 1ms 1ms 1000ms 10ms
    :  
    • CIO-MICRO または CIO-MICRO-CC I/O モジュールをサポートしているビジョンシステムと共に使用しているときに、汎用出力の最小パルス幅は [I/O モジュールの設定] ダイアログの [更新間隔] 設定によって制限されます。 例えば、[更新間隔] が 20ms の場合、最小パルス幅は 30ms 以下に設定できません。 詳細については、 [I/O モジュールの設定] ダイアログをご参照ください。
    • In-Sight 76xx - 79xx シリーズおよび 8000 シリーズでは、最小パルス幅 1ms は、In-Sight ファームウェアバージョン 5.5.0 以降でのみサポートされています。 それ以前のファームウェアバージョンでは、最小パルス幅は 10ms です。
  • [取り込み遅延 (N)]: 信号のパルスを出力線が受信した後、出力を遅延させるための画像取り込みパルスまたはトラッキングパルスの数 (0~1000) を指定します。 取り込み遅延が 0 の場合、In-Sight ビジョンシステムは、EasyBuilder ジョブを評価するとすぐに出力ラインを更新します。 [取り込み遅延] が 0 よりも大きい場合、出力ラインは常にパルスとなります。

    :  [取り込み遅延] と [トリガ後の時間] を同時に使用することはできません。これらは個別に使用する必要があります。例えば、[取り込み遅延] が有効になると、[トリガ後の時間] は無効になります。逆に、[トリガ後の時間] が有効になると、[取り込み遅延] は無効になります。
  • トリガ後の時間 (ms): このチェックボックスを ON にすると、指定された時間 (0 ~ 10000 ミリ秒) の経過後に、出力が行われます。

    :  [取り込み遅延] と [トリガ後の時間] を同時に使用することはできません。これらは個別に使用する必要があります。例えば、[取り込み遅延] が有効になると、[トリガ後の時間] は無効になります。逆に、[トリガ後の時間] が有効になると、[取り込み遅延] は無効になります。
  • [ストロボ/照明制御のトリガ]: 立ち上がりまたは立ち下がりエッジ信号を使用して、ストロボまたは照明制御にトリガをかけます。
    • NPN の設定: トリガを [立ち上がりエッジ] に設定すると、画像センサの露光時に信号が HIGH となり、それ以外は LOW になります。[立ち下がりエッジ] に設定すると、画像センサの露光時に信号が LOW になり、それ以外は HIGH となります。露光時は常にパルスとなります。 露光時間は外部ストロボデバイスで設定されているストロボパルス時間よりも 0.50 ミリ秒以上長くする必要があります。
    • PNP の設定: トリガを [立ち上がりエッジ] に設定すると、画像センサの露光時に信号が LOW となり、それ以外は HIGH になります。[立ち下がりエッジ] に設定すると、画像センサの露光時に信号が HIGH になり、それ以外は LOW となります。露光時は常にパルスとなります。 露光時間は外部ストロボデバイスで設定されているストロボパルス時間よりも 0.50 ミリ秒以上長くする必要があります。

      :  
      • In-Sight 5600 シリーズ、5705、5705C、5715 および 9902L ビジョンシステムでは、ストロボ動作が反転しています。例えば、NPN 配線では、立ち上がりエッジおよび立ち下がりエッジが PNP 配線のように動作します。
      • In-Sight 9902L ラインスキャンビジョンシステムで、ストロボを使用する場合、
        • ストロボは PNP 配線を使用し、[ストロボ]/[照明制御] トリガを [立ち上がりエッジ] に設定してください。
        • ビジョンシステムが画像取り込みトリガを受信すると、出力ラインはパルスを発信し、ストロボが露光時間中、点灯します。 露光完了後、次の画像トリガを受信する前に、最低 100µs が必要です。それ以下の場合、ストロボ正しく機能しません。
  • ストロボ開始位置: ストロボ出力を開始する位置を指定します。 このオプションは、In-Sight 9902L ビジョンシステムではサポートされていません。
    • 画像取り込み開始: In-Sight ビジョンシステムが画像取り込みを開始するときにストロボ出力を開始するよう指定します。In-Sight Micro 8405 ビジョンシステムを除くすべてのビジョンシステムモデルでサポートされています。
    • カメラトリガ: カメラトリガイベントを受信したときにストロボ出力を開始するよう指定します。In-Sight Micro 8405 ビジョンシステムを除くすべてのビジョンシステムモデルでサポートされています。
    • すべての行を露光: すべてのピクセル行を露光するときのみストロボ出力を開始します。In-Sight Micro 8405 ビジョンシステムでのみサポートされています。

      :  In-Sight Micro 8405 でストロボを使用している場合、フルフレーム画像キャプチャでは、ストロボのパルス時にすべてのピクセル行が露光されるよう、露光時間を 72ms 以上に設置することが推奨されます。詳細については、ローリングシャッターの操作をご参照ください。
  • 三色 LED: 三色 LED ラインの動作を設定します。 (OFF/緑、OFF/赤、赤/緑。デフォルト = OFF/緑) このオプションは、ラインが三色 LED をサポートする場合のみ使用できます。

    :  このオプションは、In-Sight 76xx~78xx シリーズおよび In-Sight 9000 シリーズビジョンシステムの PASS/FAIL LED でサポートされていますが、PASS/FAIL ジョブセルを信号タイプで選択している場合、使用することはできません。