In-Sight 70xx ~ 74xx シリーズビジョンシステムでのシリアル通信の有効化

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  • インストール手順の詳細と配線の詳細については、『In-Sight® 7000 Series Vision System Installation Manual』を参照してください。
  • ハードウェアフロー制御が必要な場合は、CIO-MICRO または CIO-MICRO-CC I/O モジュールを使用する必要があります。
  • シリアルデータを送受信するためには、ビジョンシステムがオンラインである必要があります。

オプション 1: ブレークアウトケーブル

In-Sight 70xx ~ 74xx シリーズのビジョンシステムは、ブレークアウトケーブルの RS-232 TRANSMIT および RS-232 RECEIVE ピンを使用してシリアルデバイスに直接接続することができます。ビジョンシステムがブレークアウトケーブルに接続されている場合 (I/O モジュールには接続されていない)、ビジョンシステムでは、ディスクリートとシリアルの間で双方向の入力と出力を行うことができます。

  • 入力 Line 1 は、[シリアル受信] または汎用入力として設定することができます。
  • 出力 Line 1 は、[シリアル送信] または高速出力として設定することができます。
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  • 入力 Line 1 が汎用入力として設定されているか、または出力 Line 1 が高速出力として設定されている場合、[シリアルポートの設定] ダイアログのコントロールは有効なままになります。シリアルポートがアクティブではないことを示す視覚的な表示はありません。
  • 入力 Line 1 で [シリアル受信] が選択されている場合には、出力 Line 1 で自動的に [シリアル送信] が選択され、その逆の場合も同様に動作します。さらに、入力 Line 1 に対してそのほかの入力タイプが選択されている場合、この Line は汎用入力として設定され、出力 Line 1 はこの Line に対するデフォルトの出力タイプを使用して、自動的に高速出力に再設定されます。逆の場合も同様です。

以下の手順では、次のことを前提としています。

  • ビジョンシステムが適切にインストールされている。
  • ビジョンシステムにブレークアウトケーブルが接続されている。
  • ブレークアウトケーブルがシリアルデバイスに接続されている。
  • I/O モジュールには接続されていない。

    :  :インストール手順の詳細と配線の詳細については、『In-Sight® 7000 Series Vision System Installation Manual』を参照してください。

EasyBuilder ビュー

  1. In-Sight Explorer を起動して、ビジョンシステムにログオンします。
  2. [入力/出力] アプリケーションステップに移動します。
    1. 接続済みモジュールとして直接接続 I/O がリストされていることを確認します。リストされていない場合は、[I/O モジュール] ボタンをクリックして [I/O モジュールの設定] ダイアログを開き、直接接続 I/O に接続します。
    2. Line 1 に対して、[エッジタイプ] ドロップダウンリストから [シリアル受信] を選択します。
  3. [入力/出力] アプリケーションステップに移動します。
    1. Output Line 1 について、指定した信号タイプとして [シリアル送信] が選択されていることを確認します。
  4. [通信] アプリケーションステップに移動します。
    1. 新しいデバイスを追加する場合は、[デバイスの追加] ボタンをクリックし、デバイスの設定を行います。既存のデバイスを編集する場合は、[通信] グループボックスでそのデバイスをハイライトして [デバイスの編集] ボタンをクリックします。
    2. [シリアルポートの設定] タブを選択して、シリアル通信を設定します。

スプレッドシートビュー

  1. In-Sight Explorer を起動して、ビジョンシステムにログオンします。
  2. [センサ] メニューから、[ディスクリート I/O の設定] ダイアログを開きます。
    1. 接続済みモジュールとして直接接続 I/O がリストされていることを確認します。リストされていない場合は、[I/O モジュール] ボタンをクリックして [I/O モジュールの設定] ダイアログを開き、直接接続 I/O に接続します。
    2. Input Line 1 について、[タイプ] ドロップダウンリストから [シリアル受信] を選択します。[OK] をクリックしてダイアログを閉じます。
    3. Output Line 1 について、指定したタイプが [シリアル送信] であることを確認します。[OK] をクリックしてダイアログを閉じます。
  3. [シリアルポートの設定] ダイアログを開き、シリアル通信の設定を行います。[OK] をクリックしてダイアログを閉じます。

オプション 2: CIO-MICRO または CIO-MICRO-CC I/O モジュール

In-Sight 70xx - 74xx シリーズビジョンシステムは、ブレークアウトケーブルと CIO-MICRO または CIO-MICRO-CC I/O モジュールへの同時接続をサポートしています。 In-Sight 70xx ~ 74xx シリーズのビジョンシステムが CIO-MICRO または CIO-MICRO-CC I/O モジュールを使用するように設定されている場合、ブレークアウトケーブルの RS-232 TRANSMIT ピンと RS-232 RECEIVE ピンは無効です。I/O モジュールの RS-232 OUT ポート (DB9) を使用して、シリアルデバイスに接続してください。

以下の手順では、次のことを前提としています。

  • ビジョンシステムが適切にインストールされている。
  • ビジョンシステムに、ブレークアウトケーブルが接続されている (電源、取り込みトリガ、および I/O の供給のみが目的)。
  • I/O モジュールの RS-232 OUT ポート (DB9) がシリアルデバイスに接続されている。

    警告 :  In-Sight 70xx ~ 74xx シリーズのビジョンシステムを CIO-MICRO または CIO-MICRO-CC I/O モジュールと接続する場合、I/O モジュールの I/O ポート (DB15) と TRIGGER+TRIGGER-HS OUT 0HS OUT 1HS COMMON 端子はサポートされません。リモートデバイスからこれらの端子にリード線を接続しないでください。
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    • In-Sight 70xx - 74xx シリーズビジョンシステムの高速出力は、ビジョンシステムがブレークアウトケーブルに接続されている場合のみサポートされます。
    • インストール手順の詳細と配線の詳細については、『In-Sight® 7000 Series Vision System Installation Manual』を参照してください。

EasyBuilder ビュー

  1. In-Sight Explorer を起動して、ビジョンシステムにログオンします。
  2. [通信] アプリケーションステップに移動します。
    1. 接続済みモジュールとして [CIO-MICRO] または [CIO-MICRO-CC] がリストされていることを確認します。リストされていない場合は、[I/O モジュール] ボタンをクリックして [I/O モジュールの設定] ダイアログを開き、適切な I/O モジュールに接続します。
    2. 新しいデバイスを追加する場合は、[デバイスの追加] ボタンをクリックし、デバイスの設定を行います。既存のデバイスを編集する場合は、[通信] グループボックスでそのデバイスをハイライトして [デバイスの編集] ボタンをクリックします。
    3. [シリアルポートの設定] タブを選択して、シリアル通信を設定します。

スプレッドシートビュー

  1. In-Sight Explorer を起動して、ビジョンシステムにログオンします。

  2. [センサ] メニューから、[シリアルポートの設定] ダイアログを開きます。
    1. 接続済みモジュールとして [CIO-MICRO] または [CIO-MICRO-CC] がリストされていることを確認します。リストされていない場合は、[I/O モジュール] ボタンをクリックして [I/O モジュールの設定] ダイアログを開き、適切な I/O モジュールに接続します。
    2. シリアル設定を行います。[OK] をクリックしてダイアログを閉じます。