GetCellValue

指定したシンボリックタグ (EasyBuilder フィクスチャ出力、EasyBuilder の位置決めツールまたは検査ツールの結果、スプレッドシートなど) の内容を XML フォーマットで返します。

:  ジョブが英語以外の言語で作成および設定されており、[オプション] ダイアログの [ユーザインタフェース] パネルで [英語シンボリックタグを EasyBuilder で使用] オプションが有効 (チェックボックスがオン) になっている場合、このオプションを有効にする前に作成されたシンボリックタグ参照はすべて英語名バージョンに更新される必要があります。

Syntax:EVGetCellValue("Symbolic Tag")

GetCellValueの入力パラメータ

入力 説明
"Symbolic Tag"

位置決めツールまたは検査ツールの結果などのシンボリックタグの名前 ("Distance_1.Distance"など) またはセル参照 (A4 など)。自動生成された EasyBuilder のフィクスチャ出力データの場合、名前は、通信 アプリケーションステップで選択した [デバイス] と [プロトコル] に応じて、"Job.Robot.FormatString" と "Job.FormatString" のどちらかにする必要があります。名前は引用符で囲む必要があります。

GetCellValueの出力

戻り値

ステータスコード。その後に文字数とセルの内容 (整数、浮動小数点値、またはテキスト文字列) が続きます。ステータスコードは次のとおりです。

1 コマンドは正常に実行されました。
0 認識されないコマンドが送信されました。
-2 コマンドを実行することができませんでした。
-6 ユーザはコマンドを実行するためのフルアクセスのアクセス権を持っていません。

GetCellValue

EasyBuilder

正確な位置決めが必要とされるロボットガイダンスアプリケーションのフィクスチャデータ、または 位置決めツールまたは検査ツールの結果を取得するには:

正確な位置決めが必要とされるロボットガイダンスアプリケーションのフィクスチャ例

発行可能なコマンドは、通信の手順で選択した [デバイス] と [プロトコル] に応じて、EV GetCellValue("Job.Robot.FormatString") と EV GetCellValue("Job.FormatString") の 2 つです。

EV GetCellValue("Job.Robot.FormatString") は次の状況で使用します。

  • [デバイス] の選択が [Robot] になっている。
  • [デバイス] の選択が [その他] になっており、[プロトコル] で [シリアル Kuka] と [シリアル Motoman] のどちらかが選択されている。

 EV GetCellValue("Job.FormatString") は次の状況で使用します。

  • [デバイス] の選択が [その他] になっており、[プロトコル] で、[イーサネットネイティブ]、[シリアルネイティブ]、[シリアルテキスト] または [TCP/IP] が選択されている。

EV GetCellValue("Job.Robot.FormatString") 

このコマンドを発行すると次の結果になります。

In-Sight センサは、コマンドが正常に実行されたことを示す 1 で応答します。文字数 (バイト単位) の後にセルの値 (整数、浮動小数点、またはテキスト文字列) が続きます。

EV GetCellValue("Job.FormatString")

このコマンドを発行すると次の結果になります。

In-Sight センサは、コマンドが正常に実行されたことを示す 1 で応答します。文字数 (バイト単位) の後にセルの値 (整数、浮動小数点、またはテキスト文字列) が続きます。

位置決めツールまたは検査ツールの結果例 

次の例は、距離寸法ツールの結果を取得するコマンドを発行する場合を示しています。

EV GetCellValue("Distance_1.Distance")

このコマンドを発行すると次の結果になります。

In-Sight センサは、コマンドが正常に実行されたことを示す 1 で応答します。文字数 (バイト単位) の後にセルの値 (整数、浮動小数点、またはテキスト文字列) が続きます。

スプレッドシート

スプレッドシートの特定のセルの値を取得するには、次のコマンドを発行します。

EV GetCellValue("A52")

このコマンドを発行すると次の結果になります。

In-Sight センサは、コマンドが正常に実行されたことを示す 1 で応答します。文字数 (バイト単位) の後にセルの値 (整数、浮動小数点、またはテキスト文字列) が続きます。