Write File
ジョブを、In-Sight ビジョンシステムのフラッシュメモリ (RAM ディスクまたは SD カード) に送信します。
注 :
- In-Sight ビジョンシステムはオフラインになっている必要があります。
- ビジョンシステムの RAMDisk フォルダに格納されているジョブファイルを送信するには、ファイル名に RAMDisk フォルダのパスを含める必要があります。例えば、「RAMDisk/NewModel.job」。
- ビジョンシステムの SD Card フォルダに格納されているジョブファイルを送信するには、ファイル名に SD Card フォルダのパスを含める必要があります。例えば、「SDCARD/NewModel.job」。
Write Fileの入力パラメータ
このコマンドは別個の行で送信され、その後にジョブデータの行が続きます。ジョブデータは、Read File コマンドから受け取るデータの正確なコピーである必要があります。ジョブデータの行の設定は次のとおりです。
シンタックス: WF[Filename]
[Size]
[Data]
[Checksum]
| 入力 | 説明 |
| Filename | ジョブの名前。このコマンドは、.JOB ファイル拡張子があってもなくても実行されます。 |
| Size | 2 行目には、ジョブのサイズ (バイト単位) の整数値が含まれています。 |
| Data | 実際のジョブデータは、80 文字/行でフォーマットされた ASCII 16 進数値としてエンコードされています。各行は終端文字で終わります。 |
| CheckSum | 最後の行には、ジョブデータのチェックサムとして 4 バイトの ASCII 16 進数が含まれています。 |
Write Fileの出力
ステータスコードの後に、行の終端文字が続きます。ステータスコードは次のとおりです。
| 1 | コマンドは正常に実行されました。 |
| 0 | 認識されないコマンドが送信されました。 |
| -2 | ジョブを書き込むことができなかったか、ジョブデータが無効です。 |
| -3 | チェックサムに失敗しました。チェックサムがジョブデータと一致しません。 |
| -4 | In-Sight ビジョンシステムのメモリ不足です。 |
| -6 | ユーザはコマンドを実行するためのフルアクセスのアクセス権を持っていません。 |
Write File例
ジョブデータをジョブ「NewModel.job」に書き込むには、次のコマンドを発行します。WF。Write File コマンドを発行した後、最初に入力するのはジョブ名 (NewModel.job) で、その後にバイト単位のサイズ (826) を続けて入力します。 次に、ジョブファイルの各 ASCII 16 進バイトを入力します。 最後に、4 バイトの ASCII 16 進チェックサム (8767) を最後の行に入力します。
In-Sight ビジョンシステムは、ビジョンシステムのフラッシュメモリにジョブが正常に送信されたことを示す 1 を返すことによって応答します。
注 :
- ビジョンシステムにそのジョブファイルがすでに存在する場合、既存のジョブデータは上書きされます。
- ビジョンシステムにそのジョブファイルがまだ存在しない場合は、指定した名前を付けて新しいジョブファイルが作成されます。