[FTP の設定] ダイアログ

[FTP の設定] ダイアログでは、ファイル転送プロトコルを使用するほかのネットワークデバイスとの間で、ジョブ、画像および設定を共有するように In-Sight センサを設定します。

すべての FTP 接続が In-Sight センサ間で行われる In-Sight 専用のローカルネットワークでは、通常、ユーザがデフォルト設定を変える必要はありません。ただし、In-Sight センサとほかのネットワークサーバとの間、または別のネットワーク上の In-Sight センサとの間で FTP 接続が必要とされる場合は、デフォルトの FTP 設定を変更しなければならないことがあります。

[FTP の設定] ダイアログを表示するには

[FTP の設定] ダイアログの設定項目

  • [アイドルタイムアウト]: 別のホストからこの In-Sight センサへの接続がタイムアウトする (切断される) までに、その接続をアクティビティなしの状態で開いたままにする時間 (秒)。(デフォルト = 120)
  • [Read Timeout (読み取りタイムアウト)]: アクティブな In-Sight センサがリモート FTP サーバへの接続後にデータを待つときの時間 (秒)。この値は、無応答のピアから復旧するのに使用されます。(デフォルト = 120)
  • [接続リトライ]: In-Sight センサがリモート FTP サーバへの再接続を試みる回数 (最初の接続試行に失敗した場合)。(デフォルト = 1)
  • [ローカルポート]: ローカルポートは、アクティブな In-Sight センサが着信 FTP 接続を待ち受けるときのポートです。(デフォルト = 21)

ローカルポートの例: is5100_010203 という名前の In-Sight センサの [ローカルポート] は 442 に設定されています。is5100_010203 は FTP サーバとして動作し、ポート 442 でリモートセンサからの着信接続を待ち受けています。is5100_010203 に接続するすべての In-Sight センサまたはエミュレータは、[リモートポート] を 442 に設定することが必要になります。In-Sight Explorer で is5100_010203 上のファイルを表示するには、[Explorer の FTP ポート] を 442 に設定する必要があります。

警告 :  [ローカルポート] が [Explorer の FTP ポート] と同じ値に設定されていないと、In-Sight Explorer は、In-Sight センサで、バックアップリストアファームウェア更新、または [In-Sight のファイル] ペインの表示などの操作を実行できなくなります。
  • [リモートポート]: リモートポートは、アクティブな In-Sight センサがほかの In-Sight システムや FTP サーバへの接続を試みるときのポートです。(デフォルト = 21)

リモートポートの例: FLOOR1 という名前の In-Sight センサが、FLOOR2 という名前のリモート In-Sight センサからジョブファイルをロードする必要があると仮定します。FLOOR2 では [ローカルポート] が 2360 に設定されています。言い換えると、FLOOR2 はポート 2360 で FTP サーバを実行しています。この場合 FLOOR1 では、FLOOR2 に接続してジョブファイルをロードするため、その [リモートポート] を 2360 に設定する必要があります。

  • [パッシブ転送]: このチェックボックスをオンにすると、パッシブ FTP クライアント転送が有効になります。この転送方式は、In-Sight センサが、外部から接続が開始されることを許可しないファイアウォールを介して FTP サーバに接続しなければならない場合に必要とされます。(デフォルト = 未選択)