IDMax

:  返される値はすべて、参照元の IDMax 構造体から取得され、 ReadIDMax 関数の作成時にスプレッドシートに挿入されます。 必要に応じてインデックスを使用して、ReadIDMax 関数の結果テーブルからインデックス付き文字列を参照することができます。
関数 説明
GetAngle(ID 最大,[インデックス])

シンボルの角度を返します (PharmaCode および DataBar シンボルを除く)。

:  ReadIDMax 関数の [照合] チェックボックスを ON にする必要があります。
GetCodeName(ID 最大,[インデックス]) コード種類の名前を返します。このコード名は、ReadIDMax プロパティシートに表示されるものと同じです。
GetCodeType(ID 最大,[インデックス])

コード種類を返します。

GetCol(ID 最大, [インデックス 1], [インデックス 2])

POSTNET、PLANET、またはポスタルシンボルの左上隅の列座標、または 2D シンボルのインデックス (0 ~ 3) 付きファインダパターン頂点の列 (y) 座標をピクセル単位で返します。2 番目のインデックスはインデックス付きシンボルを識別します。

:  ReadIDMax 関数の [照合] チェックボックスを ON にする必要があります。
GetColor(ID 最大,[インデックス]) Data Matrix、QR コード、または PDF417 シンボルの前景色の値 (0 = 黒、1 = 白) を返します。
GetContrast(ID 最大,[インデックス])

バーコードの前景と背景のグレースケール値での平均コントラストを返します。これは、シンボルの最も暗いエレメントと最も明るいエレメント間のコントラスの尺度になります。高品質のシンボルの場合、シンボルの前景と背景間のコントラストの割合が高くなります。

  • グレード A (4.0) ≥ 70%
  • グレード B (3.0) ≥ 55%
  • グレード C (2.0) ≥ 40%
  • グレード D (1.0) ≥ 20%
  • グレード F (0.0) < 20%
GetDecodability(ID 最大,[インデックス])

バーコードの最小デコード可能性を返します (DataBar バーコードを除く)。印刷精度の尺度であるデコード可能性は、印刷プロセスで使われなかった使用可能な許容誤差の割合であるため、リーダで使用できます。各スキャンラインの文字ごとに、基準しきい値が計算され、モジュールの幅しきい値の尺度になります。各文字の最も幅のある狭いエレメントと最も狭い幅のエレメントがこのしきい値と比較されて、デコード可能性が決定されます。

  • グレード A (4.0) ≥ .62
  • グレード B (3.0) ≥ .50
  • グレード C (2.0) ≥ .37
  • グレード D (1.0) ≥ .20
  • グレード F (0.0) < .20
:  ReadIDMax 関数の [照合] チェックボックスを ON にする必要があります。
GetDecoded(ID 最大,インデックス) インデックスで指定された ID シンボルが検出されたかどうかを返します。検出されなかった場合は 0.0 を返し、検出された場合は 1.0 を返します。
GetDefect(ID 最大,[インデックス])

平均バーコードコントラストに対する最大エレメント反射非均一性の割合を返します (DataBar バーコードを除く)。これは、スペース内の無効なバーまたはスポットの数の尺度になります。

  • グレード A (4.0) ≤ .15
  • グレード B (3.0) ≤ .20
  • グレード C (2.0) ≤ .25
  • グレード D (1.0) ≤ .30
  • グレード F (0.0) > .30
:  ReadIDMax 関数の [照合] チェックボックスを ON にする必要があります。
GetECLevel(ID 最大,[インデックス])

Data Matrix または PDF 417 コードの誤り訂正レベルを返します。PDF 417 シンボルは、9 つの誤り訂正レベルをサポートし、徹底度は 0 が最も低く、8 が最も高くなっています。

:  ReadIDMax 関数の [照合] チェックボックスを ON にする必要があります。
GetECMin(ID 最大,[インデックス])

バーコード (DataBar バーコードを除く) の連続するエレメント間の最小エッジレスポンスを返します。最小エッジコントラストとも呼ばれる最小エッジレスポンスは、コードの最も質の低い (コントラストの量が最も小さい) エッジの最小コントラストの尺度です。反射率は最大が 100% で、最小は 0% という設定になっています。合格するには、コントラストの最小差が 15% 以上になる必要があります。15% に達さない場合、コードは最小エッジレスポンステストに不合格になります。

  • グレード A (4.0) = 合格
  • グレード F (0.0) = 不合格
:  ReadIDMax 関数の [照合] チェックボックスを ON にする必要があります。
GetErrorCode(ID 最大,[インデックス])

各情報文字列に対するエラーコードを返します。

GetErrorCount(ID 最大,[インデックス]) 2D シンボルで検出された、誤りのあるコードワードの数を返します。この値は、未使用誤り訂正を計算するために使用されます。
GetErrorString(ID 最大,[インデックス])

シンボルのデコードに失敗した場合に診断情報を返します。

ReadIDMax のエラー文字列

GetFormat(ID 最大,[インデックス])

ReadIDMax 関数の 2D シンボルのフォーマットを表す値を返します。

2D シンボルのフォーマット

GetFound(ID 最大,インデックス) インデックスで指定された ID シンボルが検出されたかどうかを返します。検出されなかった場合は 0.0 を返し、検出された場合は 1.0 を返します。
GetGrade(ID 最大)

コントラスト、変調、欠陥、デコード可能性のテストから受け取った最低グレードを基に、バーコードの全体的な品質のグレードを返します。

  • グレード A = 4.0
  • グレード B = 3.0
  • グレード C = 2.0
  • グレード D = 1.0
  • グレード F = 0.0
GetGridCols(ID 最大,[インデックス]) 2D シンボルに含まれている列数を返します。
GetGridRows(ID 最大,[インデックス]) 2D シンボルに含まれている行数を返します。
GetGrowth(ID 最大,[インデックス])

2D シンボルの印刷拡張テストを返します。水平および垂直の印刷拡張が個別に計算され、低い方の得点が返されます。結果。このテストは、シンボルのセルのサイズにばらつきがあるかどうかを示します。例えば、一部のマーキング手法では、セルのサイズが増加し、シンボルの左側から右側に移動することは珍しくありません。高品質のシンボルはほとんどあるいはまったく印刷太りを見せません。印刷拡張テスト結果はほとんどの場合、非均一性テスト結果につながります。印刷太りによって、不適切な比率のシンボルになることがあるためです。

  • グレード A (4.0) ≥ -0.50 および ≤ 0.50
  • グレード B (3.0) ≥ -0.70 および ≤ 0.70
  • グレード C (2.0) ≥ -.85 および ≤ 0.85
  • グレード D (1.0) ≥ -1.00 および ≤ 1.00
  • グレード F (0.0) < -1.00 または > 1.00
:  ReadIDMax 関数の [照合] チェックボックスを ON にする必要があります。
GetHigh(ID 最大,[インデックス])

シンボルの高さを返します。

:  ReadIDMax 関数の [照合] チェックボックスを ON にする必要があります。
GetLearned(ID 最大,[インデックス]) シンボルのモデルが登録された場合には 1 を返し、登録されなかった場合には 0 を返します。
GetLearnedGridCol(ID 最大,[インデックス]) 登録済みの QR コード、または Data Matrix シンボル内の列数を返します。
GetLearnedGridRow(ID 最大,[インデックス]) 登録済みの QR コード、または Data Matrix シンボル内の行数を返します。
GetLearnedSymbology(ID 最大) 現在 ReadIDMax で学習された 1D シンボルを含んだ文字列を返します。
GetMirror(ID 最大,[インデックス]) Data Matrix または QR コードシンボルの鏡像化の状態 (0 = 鏡像にしない、1 = 鏡像にする) を返します。
GetModulation(ID 最大,[インデックス])

バーコード (RSS スタックドを除く) の平均コントラストに対する最小エッジレスポンス (ECMin) の割合を返します。このテストは、バーコード全体のコントラストの一貫性を測定します。

  • グレード A (4.0) ≥ .70
  • グレード B (3.0) ≥ .60
  • グレード C (2.0) ≥ .50
  • グレード D (1.0) ≥ .40
  • グレード F (0.0) < .40
:  ReadIDMax 関数の [照合] チェックボックスを ON にする必要があります。
GetModuleSize(ID 最大,[インデックス]) 2D モジュールのサイズを返します。
GetNonUniformity(ID 最大,[インデックス])

2D シンボル (PDF417 シンボルを除く) の軸の歪み度合いのテスト結果を返します。これは軸の歪み度合いとも呼ばれ、シンボルがグリッドサイズに対して正しい比率になっているかどうかの尺度になります。例えば、同じ数の行と列を持つシンボルが四角くない場合、非均一と見なされます。

  • グレード A (4.0) ≥ 0.06
  • グレード B (3.0) ≥ 0.08
  • グレード C (2.0) ≥ 0.10
  • グレード D (1.0) ≥ 0.12
  • グレード F (0.0) > 0.12
:  ReadIDMax 関数の [照合] チェックボックスを ON にする必要があります。
GetNumResults(ID 最大) 検出されたデコード済み結果の数を返します。
GetRawStream(ID 最大,[インデックス]) Code 128 シンボルの読み取りシンボルから、デコードされていないデータストリームを返します。
GetResolution(ID 最大,[インデックス])

ポスタルバーコードで最小 (最も狭い) エレメントの幅を返します。2D シンボルの場合、セルの平均サイズ (ピクセル単位) を返します。特に品質確認テストというわけではありませんが、解像度はシンボル内のエレメント (またはセル) の平均サイズをピクセル単位で測定します。シンボルの各タイプには、最小解像度の仕様があります。

  • Data Matrix: エレメントあたり 4 ピクセル
  • QR Code: エレメントあたり 4 ピクセル
  • PDF 417: エレメントあたり 3 ピクセル
  • EAN/UCC Composite: エレメントあたり 3 ピクセル
GetRow(ID 最大, [インデックス 1],[インデックス 2])

ポスタルシンボルの左上隅の行座標、または 2D シンボルのインデックス (0 ~ 3) 付きファインダパターン頂点の行 (y) 座標をピクセル単位で返します。2 番目のインデックスはインデックス付きシンボルを識別します。

:  ReadIDMax 関数の [照合] チェックボックスを ON にする必要があります。
GetString(ID 最大,[インデックス])

インデックス付き結果から文字列を返します。[インデックス] が提供されない場合は、結果 0 を返します。

:  文字列に NULL (0x00) が含まれている場合、自動的に文字を "<NUL>" に変換します。
GetStringIDMax(ID 最大,変換モード,[インデックス])

選択した変換モード (0 ~ 3、デフォルト = 1) を基準にしてインデックス付き結果から文字列を返します。この変換モードは印刷できない ASCII 文字の処理方法を指定します。

  • 変換モードを 0 に設定した場合、印刷不可の ASCII 文字は変換されません (未処理の文字列が返されます)。Unicode や Shift-JIS などのマルチバイト文字セットを出力する場合は、このモードが便利です。
  • 変換モードを 1 に設定すると、次の表を使用してすべての印刷できない ASCII 文字 (0-31, 127-255) を変換します。

    0x00 "<NUL>"
    0x01 "<SOH>"
    0x02 "<STX>"
    0x03 "<ETX>"
    0x04 "<EOT>"
    0x05 "<ENQ>"
    0x06 "<ACK>"
    0x07 "<BEL>"
    0x08 "<BS>"
    0x09 "<HT>"
    0x0a "<LF>"
    0x0b "<VT>"
    0x0c "<FF>"
    0x0d "<CR>"
    0x0e "<SO>"
    0x0f "<SI>"
    0x10 "<DLE>"
    0x11 "<DC1>"
    0x12 "<DC2>"
    0x13 "<DC3>"
    0x14 "<DC4>"
    0x15 "<NAK>"
    0x16 "<SYN>"
    0x17 "<ETB>"
    0x18 "<CAN>"
    0x19 "<EM>"
    0x1a "<SUB>"
    0x1b "<ESC>"
    0x1c "<FS>"
    0x1d "<GS>"
    0x1e "<RS>"
    0x1f "<US>"
    0x7f "<DEL>"
    :  表にない印刷不可の ASCII 文字は "<X>" に変換されます。この場合、X は 10 進数値です。
  • 変換モードを 2 に設定すると、CR (0x0d) と LF (0x0a) を除いたすべての印刷できない ASCII 文字を変換します。
  • 変換モードを 3 に設定すると、印刷不可のASCII文字は変換されません (未処理の文字列が返されます) が、null 文字は "<NUL>" に置換されます。
GetSymbologyGroup(ID 最大) ReadIDMax ツールについて選択されたコードグループを返します (0 = Data Matrix、1 = QR コード、2 = 1D/スタックド、3 = ポスタル)
GetSymbologyIdentifier(ID 最大,[インデックス]) ISO 15424 仕様に基づき、シンボルのタイプを 3 文字コードとして返します。
GetUnusedEC(ID 最大,[インデックス])

2D シンボルの未使用誤り訂正テストの結果 (%) を返します。このテストは、適切なデコードに使用する必要がないシンボルに含まれる誤り訂正の割合を測定します。高品質なシンボルは、誤り訂正を使わなくてもデコードできます。

  • グレード A (4.0) ≥ 0.62
  • グレード B (3.0) ≥ 0.50
  • グレード C (2.0) ≥ 0.37
  • グレード D (1.0) ≥ 0.25
  • グレード F (0.0) < 0.25
GetWide(ID 最大,[インデックス])

シンボルの幅を返します。

:  ReadIDMax 関数の [照合] チェックボックスを ON にする必要があります。
SetSymbolMinStringLength(ID 最大,シンボル,最小長) 参照元の IDMax (ID 最大) 構造体の指定されたシンボルの最小文字列長を設定します。Pharmacode(255) と Interleaved 2 of 5(73) のみをサポートします。