WriteDeviceNet

セルから、In-Sight センサのシリアルポートに接続されたデバイスネットワークインタフェースモジュールにデータを書き込みます。

:  
  • 選択するシリアルポートは、デバイスネット通信に設定されている必要があります。
  • この関数を有効にするには、In-Sight センサをオンラインにする必要があります。
  • この関数を含むジョブを In-Sight Explorer 3.3.0 以上で保存した場合、このジョブは、In-Sight Explorer 3.3.0 以上とのみ互換性を持ちます。
  • DeviceNet は、In-Sight ファームウェア 4.x.x を搭載した In-Sight ビジョンシステムでのみ使用可能です。In-Sight ファームウェア 5.1.0 以降を搭載した In-Sight ビジョンシステムでは使用できません。モデル一覧およびサポートされているファームウェアバージョンについては、「ファームウェアバージョン」を参照してください。
  • シリアルポートの内部バッファがいっぱいになると、WriteDeviceNet 関数は画像取り込みの実行とスプレッドシートの関数を中止します。WriteDeviceNet 関数は、バッファからデータが読み取られ、バッファが空になると、スプレッドシートの操作を再開します。
  • WriteDeviceNet 関数には、サードパーティの RS-232 デバイスネットゲートウェイアダプタが必要です。この関数は従来のインストール環境で使用できます。ただし、最新のアプリケーションで使用する場合は、RS-232 デバイスネットゲートウェイコンバータを完全にテストして、そのアプリケーションでも使用できることを確認してください。

WriteDeviceNetの入力パラメータ

Syntax:WriteDeviceNet(イベント,ポート,マップ仕様,互換性,値 1,[値 2,...])

イベント

指定した値を読み取るイベントを指定します。このパラメータは、次のいずれかを参照している必要があります。

  • AcquireImage 関数を含むセル A0 の画像データ構造体
  • イベント関数を含んでいるセル。
  • Button 関数を含んでいるセル。
:  デフォルトのイベント参照が削除された場合、この値はチェックボックスによって置き換えられます。イベントとして別のセルを参照した場合、この関数は、参照されたセルに基づき、条件に従って実行されます。このチェックボックスが ON の場合、関数への入力が更新されると、関数は必ず実行されます。
ポート 書き込むシリアルポートを指定します。In-Sight センサは 1 しか指定できません。In-Sight エミュレータ0 または 1 を指定できます。
マップ仕様

コロン文字 (:) で区切られた指定子のリストから構成されるデータマッピング (DataMap) を指定します。各指定子は、開始バイトとデータ型コードの 2 つの部分から構成されます。さまざまなデータ型コードを、次の表に示します。

コード データ型
i 8 ビットの整数
u 8 ビット符号なし整数
il 16 ビットの整数
ul 16 ビット符号なし整数
f 32 ビット浮動小数点数
s テキスト文字列

: "0i:1f:5u:6s "の場合、最初のデータ項目 (オフセット 0) はゼロ以外のときに画像取り込みトリガをかける 8 ビット整数を指定し、2 番目の項目 (オフセット 1) は浮動小数点値を指定し、3 番目の項目 (オフセット 5) は 1 バイトの符号なし整数を指定し、パケットの残り (オフセット 6 以降) は文字列を指定します。

:  データの長さは [DeviceNet モードの詳細設定] に指定されているデバイスネットのブロックサイズと一致している必要があります。
互換性

In-Sight 1000 が In-Sight 3000 と同じ順序で出力バイトストリームを送信するかどうかを指定します。ほかの In-Sight モデルでは、このパラメータは無視されます。

0 = 互換性オフ

1 = 互換性オン

MapSpec (値1, 値2, ...) と一致する値の可変長リストを指定します。

WriteDeviceNetの出力

戻り値 入力パラメータが無効であれば #ERR を返します。