センサのステータスビュー
マシンステータススタックの In-Sight ビジョンシステムのメモリには、8 つのメモリバッファが割り当てられています。In-Sight Explorer のビジョンシステムのステータスビューには、これらのメモリバッファの内容とともに、In-Sight ビジョンシステムのエラーを診断するために使用される診断記録情報が表示されます。
最初のバッファ (バッファ 0) は現在のマシンステータス情報を格納するために使用されます。PushMSStack 関数が実行されると、現在のマシンステータスがバッファ 0 にロードされ、前のマシンステータス情報は次のバッファに移ります。スタックのすべてのバッファに情報が保存されると、バッファ 7 のデータが破棄されます。In-Sight ビジョンシステムの電源を入れ直すと、スタック内の全てデータがクリアされます。
注 :
- スタックに保存されているマシンステータスデータにアクセスするには、GetMSBuffer 拡張ネイティブモードコマンド 、またはマシンステータスポートを使用します。
- In-Sight Explorer がマシンステータスポートを使用しているとき、PC 上のほかのアプリケーションからもマシンステータスポートにアクセスすることができます。
- マシンステータスポートは、約 10 ~ 15 秒でタイムアウトになります。ステータスのポーリングを停止させたままこの時間が経過すると、接続は切断されます。
ビジョンシステムのステータスダイアログボックス
ビジョンシステムのステータスダイアログボックス内の動作ステータス情報は、以下で構成されます。
- アクティブなビジョンシステム名を表示するタイトルバー
- バッファインデックス番号 (0 ~ 7)
- システムの現在の日付および時間
- オンライン/オフラインステータス
- アクティブなジョブのファイル名と場所
- アクティブなジョブがロードされた日付と時刻
- In-Sight ビジョンシステムにログオンしているユーザ名
- In-Sight ビジョンシステムまたはエミュレータへのログオンに使用されているアクティブなエミュレータの名前
- ユーザデータ (WriteMSStack 関数によって決まります)
- In-Sight ビジョンシステムのエラーを診断するために使用する情報のログ
注 :
- ビジョンシステムのステータスダイアログボックスには、マシンステータススタックのすべての内容が表示されるわけではありません。In-Sight ビジョンシステムのモデル番号、ファームウェアやビルドのバージョン、前回のシステム再起動日時、および動作ステータス (アイドル IDLE: In-Sight システムはオンラインですが、ジョブ内のセルは 1 つも実行されていません。/ビジー BUSY: In-Sight システムはオンラインで、ジョブ内のセルは現在実行されています。/メンテナンス MAINTENANCE: In-Sight システムはオフラインです。) を含むすべての内容を表示するには、GetMSBuffer 拡張ネイティブモードコマンドを使用するか、またはマシンステータスポートからアクセスします。
- PC からジョブファイルをドラッグ&ドロップした場合、ジョブがビジョンシステムに保存されるまでは、現在のジョブのフィールドには「Drag And Drop Job」が表示されます。
- ローカル PC のパスは、その PC における絶対パスであり、ある PC のディレクトリの階層がほかの PC では存在しない場合があるため、現在のジョブの PC パスは表示されません。
- In-Sight ビジョンシステムが Modbus/TCP サーバとして設定されている場合、診断ログにはクライアント接続、クライアント切断、クライアントアイドルタイムアウト、およびクライアント接続拒否/最大接続数制限に関する情報が表示されます。各診断メッセージには、クライアントの日付、時刻、セッション ID (同じ Modbus/TCP クライアント間の診断メッセージをリンクするために使用できる、一意のセッション識別子)、および IP アドレスが含まれます。