Read Job

指定した In-Sight ジョブスロットからジョブを読み取ります。

Read Jobの入力パラメータ

Syntax:RJ[ID]

入力

説明

ID

ジョブ ID 番号 (0~999)

Read Jobの出力

戻り値

ステータスコード。その後に行の終端文字と、ジョブデータの行が続きます。

ステータスコードは次のとおりです。

1 コマンドは正常に実行されました。
0 認識されないコマンドが送信されました。
-1 ジョブ ID 番号が許容範囲 (0 ~ 999) 外です。
-2 ジョブを読み取ることができなかったか、ジョブスロットが空になっているため、コマンドを実行できませんでした。
-4 In-Sight センサのメモリ不足です。
-6 ユーザはコマンドを実行するためのフルアクセスのアクセス権を持っていません。

ジョブデータの行の設定は次のとおりです。

名前 1 行目にはジョブ名が含まれています。
サイズ 2 行目には、ジョブのサイズ (バイト単位) の整数値が含まれています。
データ 実際のジョブデータは、80 文字/行でフォーマットされた ASCII 16 進数値としてエンコードされています。各行は終端文字で終わります。
CheckSum 最後の行には、ジョブデータのチェックサムとして 4 バイトの ASCII 16 進数が含まれています。

Read Job の例

In-Sight ビジョンシステムに保存されている「85Test.job」という名前のジョブに関する情報を受け取るには、次のコマンドを発行します。RJ85

Read Job コマンドを発行した後、telnet ウィンドウに出力される 1 行目はステータスコード (1) です。その後に、ジョブ名 (85Test.job) とバイト単位のサイズ (826)、およびジョブデータ (ASCII 16 進フォーマット) が続きます。最後に、4 バイトの ASCII 16 進チェックサムが最後の行 (5384) に表示されます。

:  RJ コマンドによって報告されるサイズは、データの ASCII 16 進エンコードのため、In-Sight センサ上の実際の .JOB ファイルサイズのバイト数の 2 倍になります。