ピクセルの色成分
各カラーピクセルは、3 つの個別の色成分で構成されます。これらの成分は、赤、緑、青 (RGB) の組み合わせ、または色相、彩度、明度 (HSI) で表すことができます。RGB と HSI 双方のピクセルの各成分は、値 0 ~ 255 に変換されます。
RGB 色は、赤、緑、青の階調をさまざまな比率で組み合わせることで作られます。その組み合わせによってピクセルごとに固有の色が生まれます。以下に例を示します。
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上に示す「ピクセル」の RGB 成分の値は (255,0,0) |
上に示す「ピクセル」の RGB 成分の値は (0,255,0) |
上に示す「ピクセル」の RGB 成分の値は (0,0,255) |
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上に示す「ピクセル」の RGB 成分の値は (200,0,0) |
上に示す「ピクセル」の RGB 成分の値は (150,0,0) |
上に示す「ピクセル」の RGB 成分の値は (85,0,0) |
HSI の場合、色の色相は、電磁波スペクトルの可視領域内におけるその位置に相当します。
色相を数値に変換する処理は、色相環を作ることで行われます。色相環では、スペクトルのすべての色相が環状に配置されます。特定の色相は、その色相が色相環に配置される角度を割り当てることで指定されます。次の図に、色相環を示します。
色の彩度は、色がグレーまたは白と混ざり合う度合いです。完全な飽和色は純色です。色が白 (またはグレー) と混ざり合うほど、その色の飽和度は薄まります。次の図に、1 つの色相における彩度の範囲を示します。
色の明度は、その輝度の尺度です。色の明度は、色を構成する赤、緑、青の成分の平均値として定義されます。色相、彩度、明度の混合によって、ピクセルごとに適正な色が生まれます。以下に例を示します。
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上に示す「ピクセル」の HSI 成分の値は (0,255,85) |
上に示す「ピクセル」の HSI 成分の値は (85,255,85) |
上に示す「ピクセル」の HSI 成分の値は (170,255,85) |