ベイヤーパターン

白黒画像センサに感色性を加える一般的な技法は、カラーモザイクフィルタをセンサの上に適用する方法です。ほとんどの場合、3 原色の赤/緑/青 (RGB) パターンが使用されます。In-Sight カラーセンサは、RGB カラーモザイクフィルタパターンとしてベイヤーパターンを使用します。ベイヤーパターンでは、各ピクセルが特定のパターンと特定のカラーフィルタで覆われます。以下に示すように、ピクセル総数の半分が緑 (G) で、総数の 1/4 が赤 (R) と青 (B) の両方に割り当てられます。

各カラーピクセルは、3 つ (赤、緑、青) の個別の色成分で構成されます。各ピクセルの欠けている色は、それぞれの場所の周囲のピクセルを使って補間されます。例えば、ピクセルに緑のフィルタがかけられた場合、緑成分の値はわかりますが、赤成分と青成分の値については、赤のフィルタがかけられた周囲のピクセルと青のフィルタがかけられた周囲のピクセルの平均値から計算する必要があります。ソフトウェアが実行する補間により、不明な 2 つの色成分の各ピクセルには 0 ~ 255 の値が割り当てられます。次の例では、1 つのピクセルに対し、3 つすべての色成分の値がどのように計算されるのかを示します。

ピクセル G1 の各色成分の値は次のようになります。

  • 赤成分の値 =
  • 緑成分の値 = G1 の値 = 218
  • 青成分の値 =

この例の場合、ピクセル G1 の RGB 成分の値は (80,218,45) になります。

各ピクセルに出力値が割り当てられると、ピクセル B2 の各色成分の値は次のようになります。

  • 赤成分の値 =
  • 緑成分の値 =
  • 青成分の値 = B2 の値 = 60

この例の場合、ピクセル B2 の RGB 成分の値は (240,220,60) になります。