ViDi クライアント/サーバ機能

ViDi Suite クライアント/サーバ機能を使用すると、サーバ/クライアントモデルを使用して、複数の PC での ViDi ソフトウェアの学習およびランタイム実装を使用することができます。このモデルを使用して、デバイスをサーバとして定義し、複数の PC をサーバに接続するクライアントとして設定できます。ViDi プロジェクトの設定中、ワークスペースはサーバに存在し、サーバに保存されたワークスペースを使用して、クライアントはサーバに接続します。このシナリオでは、クライアントは Cognex Security Dongle を持つ必要はありません。サーバにだけ Cognex Security Dongle を取り付ける必要があります。

この機能を使用すると、ローカル PC の GPU を使用する代わりに、ランタイム推論や学習のリモートサービスを使用することができます。より強力な GPU がサーバに搭載されていたり、GPU をローカルにインストールしていない場合に有用です。

設定後、最高 4 つのクライアントをランタイム用途に使用することができ、最高 8 つのクライアントは開発用に接続することができます。

ViDi クライアント/サーバ機能の設定では、次のステップを実行します。

  1. ViDi Suite ソフトウェアをサーバおよびクライアント PC にインストールします。
  2. サーバおよびクライアントデバイスを設定します。
  3. サーバのワークスペースを管理します。
  4. サーバで、ViDi Suite サービスのアプリケーションを起動します。
  5. クライアント PC を使用してサーバに接続します。
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  • VisionProDesigner、および ViDi ソフトウェアのすべての操作フェーズでは、有効な Cognex Security Dongleが取り付けられている必要があります。Cognex Security Dongleを一時的に取り外したり、代用したり、共有したりすると、システムが正しく動作せず、データが失われる場合があります。

    ViDi がクライアント/サーバ機能用に設定され、コンピュータがサーバとして設定されている場合は、サーバには Cognex Security Dongleを取り付ける必要がありますが、クライアントには Cognex Security Dongleは必要ありません。

  • サーバ/クライアント機能を使用するには、Advanced Cognex ViDi ライセンスの使用が必要です。