GUI と API

このトピックでは、VisionPro Deep Learning を操作するための GUI と API について説明します。

 

VisionPro Deep Learning GUI

VisionPro Deep Learning グラフィカルユーザインタフェース (GUI) は、以下を行うために使用されます。

  • 学習セットを構成する画像を管理する。
  • すばやく正確に画像にラベルを付ける。
  • 複数の VisionPro Deep Learning ツールをツールチェーンにリンクする。
  • 学習済みのツールのパフォーマンスを検証する。
  • ランタイムで使用するために学習済みのネットワークとツールチェーンをエクスポートする。

 

GUI の概要

このトピックでは、VisionPro Deep Learning の操作の概要について説明します。VisionPro Deep Learning ツールには、共通のレイアウトがあります。

シンボル コントロール 説明
1 ストリームのコントロール

現在のストリームと、ストリームの追加、名前変更、削除、複製を行うためのコントロールが表示されます。

2 ツールのパラメータ

VisionPro Deep Learning ツールのパラメータにアクセスします。

3 [オーバレイ] チェックボックス

画像表示領域にマーキング、ラベル、またはヒートマップ (分類 (緑) High Detail/分類 (緑) High Detail Quick) が表示されます。

4 画像表示領域

画像とビューが表示される領域。ユーザ設定可能な特徴のサイズのグラフィックスが左上隅にあります。マーキング、ラベル、カスタムセットのインジケータ、学習セットまたは検証セットのインジケータ (High Detail) が右上隅に表示されます。

5 画像ファイル情報 画像のファイル名、画像ファイルの画像解像度ビット深度、および表示されている画像の現在のズーム設定が表示されます。
6 ビューブラウザ

ツールで処理されているビューの対話型のリスト。ビューブラウザには、2 つのモードがあります。グリッドモードでは、ワークスペース内の画像のサムネイルと、ラベル、マーキング、マスクの各情報の概要が表示されます。リストモードでは、マーキング、ラベル、セット、ビューのインデックスなど、ビューのステータスに関する詳細を提供する情報テーブルが表示されます。詳細については、「ビューブラウザ - グリッドモード」と「ビューブラウザ - リストモード」を参照してください。表示フィルタを使用すると、表示されているビューをカスタマイズして並べ替えることができます。表示フィルタの詳細については、「表示フィルタ」を参照してください。

7 ツールのコントロール

ツールへのアクセスを提供し、必要に応じて、ツールを追加して、VisionPro Deep Learning ツールチェーンを作成できるようにします。

選択されたツールを編集するための右クリックメニューが含まれています。

ビューを処理し、ツールを学習させるためのコントロールも含まれています。これらのタスクの実行中は、進捗状況およびステータス情報が表示されます。

8 データベースの概要

ツールの [データベースの概要] セクション。学習後のツールの状態に関する統計を提供します。

 

GUI 右クリックメニュー

VisionPro Deep Learning ツールのコントロールの右クリックメニューから、ツールを編集するためのオプションにアクセスできます。[ツールのリセット] オプションを除き、すべてのオプションは標準の編集オプションです。[ツールのリセット] オプションは、ツールの学習されたニューラルネットワークまたはモデル (いずれかが含まれている場合) を消去し、事前学習したデータを破棄することにより、ツールを事前学習済み状態にします。

位置決め (青) ツールと読み取り (青) ツールの右クリックメニューには、ツールのモデルエディタを起動する追加オプション、[ツールモデルの編集] が含まれています。

 

ビューブラウザ - グリッドモード

グリッドモードでは、サムネイル画像を表示することで、各ビューの情報を要約します。グリッドモードでは、現在の VisionPro Deep Learning ワークスペースへの新規画像の追加、学習セットへの画像の追加、表示されているビューへのフィルタの適用、表示されているビューのソートなど、各ビューに対する操作も可能です。

 

ビューブラウザ - リストモード

リストモードでは、情報テーブルを提示することにより、各ビューの完全な情報を説明します。ブックマーク (星型アイコン)、ファイル名、ビューのインデックス、マーキング、ラベル、得点、学習セットのインジケータ、各ビューのカスタムセットのインジケータは、情報テーブルの 1 つの行として提供されます。テーブルで示されている列の種類は、ツールのタイプによって異なります。リストモードでは、現在の VisionPro Deep Learning ワークスペースへの新規画像の追加、学習セットへの画像の追加、表示されているビューへのフィルタの適用、表示されているビューのソートなど、各ビューに対する操作も可能です。

 

VisionPro Deep Learning API

VisionPro Deep Learning は、全く同じ機能を API でサポートしています。VisionPro Deep Learning は、次のプログラミング言語による API をサポートしています。

  • C (C++)

  • C# (.NET)

 

API を利用する場合はまず、このドキュメントで説明されている VisionPro Deep Learning GUI の詳細をすべて確認することを強く推奨します。GUI と API は、VisionPro Deep Learning ツールを利用するための基本的な概念とウォークスルーをすべて共有しているからです。各プログラミング言語の API の詳細については、以下のパスにある Developers と API のドキュメントを参照してください。

  • C

    • API ドキュメント:

      C:\Program Files\Cognex\VisionPro Deep Learning\2.1\Develop\docs
    • コード例:

      C:\ProgramData\Cognex\VisionPro Deep Learning\2.1\Examples\c++
  • C#

    • API ドキュメント:

      C:\Program Files\Cognex\VisionPro Deep Learning\2.1\Develop\docs
    • コード例:

      C:\ProgramData\Cognex\VisionPro Deep Learning\2.1\Examples\c++