Get Value

EasyBuilder ビュー

指定したシンボリックタグの内容 (EasyBuilder フィクスチャ出力、EasyBuilder の位置決めツールまたは検査ツールの結果、ジョブデータなど) を返します。

Get Valueの入力パラメータ

Syntax:GV["Symbolic Tag"]

入力 説明
"Symbolic Tag" シンボリックタグ (位置決めツールまたは検査ツールの結果、またはジョブデータ ("Job.Robot.FormatString." や "Job.FormatString" など)) のシンボリックタグの名前。

Get Valueの出力

戻り値

ステータスコード。その後に行の終端文字と、指定したシンボリックタグに格納されている値が続きます。ステータスコードは次のとおりです。

1

コマンドは正常に実行されました。

0

認識されないコマンドが送信されました。

-1

"Symbolic Tag" が無効です。

-2

コマンドを実行することができませんでした。

:  数値を含むシンボリックタグは、Get Value コマンドによって要求されると、ツールの結果やジョブデータに整数または浮動小数点値が含まれるかどうかに関係なく、小数点以下 3 桁にフォーマットされた浮動小数点値を返します。シンボリックタグに非印字文字 (Structure など) が含まれる場合は、シャープ文字 (#) で非印字文字が置き換えられます。ツール結果またはジョブデータが空の場合は、null 文字列が送信されます。

Get Value

EasyBuilder (In-Sight ビジョンシステム)

Get Value コマンドを送信することにより、シンボリックタグに格納されているデータ (EasyBuilder の位置決めツールまたは検査ツールの結果やジョブデータなど) を返すことができます。

  1. ユーザのジョブが、三菱ロボットコントローラと通信するように設定されていると想定します。

  2. Get Value Native Mode コマンドを使用して In-Sight ビジョンシステムからデータ文字列を取得する必要があります。次の telnet クライアントウィンドウに示すように、コマンド GVJob.Robot.FormatString を発行します。

  3. In-Sight ビジョンシステムは、コマンドが正常に実行されたことを示す 1 と、フォーマットされた文字列でデータを返すことによって応答します。

EasyBuilder (In-Sight 2000 シリーズのビジョンセンサ)

In-Sight 2000 シリーズのビジョンセンサがシリアルネイティブと通信するように設定されている場合は、Get Value コマンド GVJob.FormatString を送信することによって EasyBuilder の位置決めツールまたは検査ツールの結果などのデータを返すことができます。

位置決めツールまたは検査ツールから返されるデータ型は、In-Sight 2000 シリーズのモデルによって決まります。

  モデル 返される結果
位置決めツール In-Sight 2000 シリーズのビジョンセンサ、2000-23M を除く 合格/不合格のみ (0 = False、1 = True)
In-Sight 2000-23M 制限なし
検査ツール In-Sight 2000-110、120 および 120C ビジョンセンサ 合格/不合格のみ (0 = False、1 = True)
In-Sight 2000-130 および 130C

寸法測定ツールと計数ツール: 結果値

その他のツール: 合格/不合格のみ (0 = False、1 = True)

In-Sight 2000-23M 制限なし
  1. [通信] アプリケーションステップに移動します。[デバイスの追加] をクリックし、[シリアルネイティブ] を選択します。
  2. [フォーマット出力文字列] タブで、[フォーマット文字列] をクリックします。[フォーマット文字列] ダイアログで、返す項目を追加します。この例では、ダイアログで次のように設定します。

  3. [Set Serial Port Settings (シリアルポートの設定)] タブを設定します。
  4. In-Sight ビジョンセンサをオンラインにします。
  5. 次のコマンドを発行します。次の telnet クライアントウィンドウに示す GVJob.FormatString

  6. In-Sight ビジョンシステムは、コマンドが正常に実行されたことを示す 1 と、フォーマットされた文字列でデータを返す (Brightness_1.Pass = True、Circle_1.Pass = True、Pixels_1.Fail = False、Distance_1.Distance = 307.532898) ことによって応答します。

スプレッドシートビュー

指定されたセルに格納されている値を返します。

Get Valueの入力パラメータ

Syntax:GV[Column][Row]

入力 説明
取得するセル値の列文字 (A ~ Z)
取得するセル値の行番号。行番号は、3 桁で構成されている必要があります (000 ~ 399)

Get Valueの出力

戻り値

ステータスコード。その後に行の終端文字と、指定したセルに格納されている値が続きます。ステータスコードは次のとおりです。

1 コマンドは正常に実行されました。
0 認識されないコマンドが送信されました。
-1 セル ID が無効です。
-2 コマンドを実行することができませんでした。
:  数値が格納されている In-Sight のセルは、Get Value コマンドによって要求されると、セルに整数または浮動小数点値が含まれるかどうかに関係なく、小数点以下 3 桁にフォーマットされた浮動小数点値を返します。セルに非印字文字 (Structure など) が格納されている場合は、シャープ文字 (#) で非印字文字が置き換えられます。セルが空の場合は、null 文字列が送信されます。

Get Value

  1. セル A1、B0、および B1 が次のような内容であると仮定します。

    A1 = 4.000

    B0 = EditInt(0,10)

    B1 = EditFloat(0,10)

    現在 A1 には値 4 が格納されており、B0 には値 5 が格納されており、B1 には値 3.230 が格納されています。スプレッドシートには次のように表示されます。

    さまざまな GV コマンドを発行すると次のような結果になります。