FTP を介して画像を転送するには

ネットワーク上の FTP サーバに画像を転送するように、In-Sight ビジョンシステムを設定することができます。 このように設定すると、アーカイブ用に取り込んだ画像を (ツールまたはジョブの PASS/FAIL 状態に基づいて) 転送して、他のデバイスに保存することができます。 また、保存した画像を確認することによって、生産過程で発生した問題の原因究明に役立てることもできます。

FTP 接続を設定するには、次の手順に従ってください。

  1. [通信] グループボックスの [FTP] を選択します。
  2. [画像] タブを選択します。
  3. [追加] ボタンを押してエントリを追加し、画像転送のパラメータを設定します。

    :  1 つのジョブで、複数の画像を転送させることもできます。
  4. [設定] タブを選択して FTP サーバを設定します。
  5. In-Sight ビジョンシステムをオンラインにします。 画像転送を実行するには、ビジョンシステムをオンラインにする必要があります。オフライン時には画像は転送できません。
  6. ビジョンシステムの画像取り込みをトリガします。 画像を取り込むたびに、画像ファイルを転送し、パラメータで指定したホストに保存します。画像ファイルは、[ファイルフォーマット] パラメータで BMP または JPG を指定することができます。
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  • [転送条件] を [なし] (デフォルト) に設定している場合、画像を取り込むたびに、画像ファイルを転送します。 [転送条件] を [なし] 以外に設定している場合、指定のイベントが発生するたびに、画像ファイルを転送します。 例えば、[転送条件] を [ジョブ.FAIL] に設定している場合、ジョブが FAIL するたびに、画像ファイルを転送し、FTP サーバに保存します。
  • In-Sight エミュレータを FTP サーバとして使用している場合、デフォルトで、ファイルは次のエミュレータフォルダに書き込まれます([ProgramData]\Cognex\In-Sight\Emulators\x.x.x)。 このディレクトリ以外のユーザ指定のロケーションにもファイルを書き込むことができます(FTP ルートディレクトリ)。 FTP ルートディレクトリの詳細については、[オプション] ダイアログトピック (エミュレーションパネル) をご参照ください。

[画像] タブ

転送する画像、画像フォーマット、画像をいつ、どこに転送するかを定義するパラメータを設定します。

[設定] タブ

[設定] タブでは、パラメータを使用して 2 台の出力デバイスを定義することができます。 出力先デバイスには、In-Sight エミュレータや、ネットワーク上で FTP サーバとして動作するホストがあります。