Link
ラベル付きリンクコントロールをスプレッドシートに挿入します。リンクコントロールは、HTML ブラウザのハイパーテキストリンクと概念的に類似しており、ネットワークに接続された In-Sight デバイス上のさまざまなスプレッドシートのセル間を移動する、高速の方法が備えられています。リンクの実行には、ユーザが手動で入力する場合と、Select 関数が参照したときに自動的に実行させる場合の 2 つの方法があります。
- リンクコントロールのプロパティシートにアクセスするには、コントロールを右クリックして、[関数の編集] を選択します。
- Link 関数を使用して別のシステムにログオンすると、ターゲットシステム上でジョブを処理するための合計実行時間が長くなることがあります。この実行時間が、取り込みトリガ間の時間に近くなるか、これを超えると、一部のトリガが失敗することがあります。
Linkの入力パラメータ
Syntax:Link(ラベル,ホスト名,ダイアログラベル / セル,カーソル位置)
スプレッドシートに表示されるリンクコントロールの名前。 |
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リンクしようとしている In-Sight センサのネットワークのホスト名。同じスプレッドシート内の位置間にリンクを設定する場合は、このパラメータを空白にします。 注 :
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リンクを開く既存のダイアログまたはウイザードコントロール、あるいはリンク先のスプレッドシートの左上隅に表示するスプレッドシートのセルへの参照。ウィザードコントロールのラベルが指定されている場合、リンクコントロールを実行すると、自動的にウィザードの最初のダイアログが開きます。 |
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リンク先でハイライトされるセルへの参照。
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Linkの出力
戻り値 |
実行すると、指定されたリンクの位置に移動する、ラベル付きリンクコントロール。 |
Link例
例 1A: 現在のスプレッドシートのセルへのリンク設定
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セル M2 には、次が格納されていると仮定します。
M2 = Link("Jump","","","A5")
「Jump」というラベルが付いたリンクコントロールがセル M2 に表示されています。
- リンクコントロールをクリックして、関数を実行します。ハイライトされたカーソルがセル A5 に移動します。スプレッドシートの現在のビューでセル A5 が表示されない場合は、必要に応じて自動的にスプレッドシートが位置を変えて、セル A5 が表示されるようにします。
例 1B: 現在のスプレッドシートのセルへのリンク設定
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セル A2 には、次が格納されていると仮定します。
A2 = Link("Jump","","J5","L9")
「Jump」というラベルが付いたリンクコントロールがセル A2 に表示されています。
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リンクコントロールをクリックして、関数を実行します。ハイライトされたカーソルがセル L9 に移動し、左上のセルは J5 となります。
例 2: 現在のスプレッドシートのダイアログへのリンク設定
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セル A2 には、次が格納されていると仮定します。
A2 = Link("Jump","","Step 1","")
「Jump」というラベルが付いたリンクコントロールがセル A2 に表示されています。
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リンクコントロールをクリックして、関数を実行します。現在のスプレッドシートで「Step 1」というラベルが付いたダイアログが開きます。このダイアログが存在しない場合は、リンクコントロールを実行しても何も起こりません。
例 3: ネットワーク上のダイアログへのリンク設定
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セル A2 には、次が格納されていると仮定します。
A2 = Link("Jump","is5100_020304","Step 1","")
「Jump」というラベルが付いたリンクコントロールがセル A2 に表示されています。
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リンクコントロールをクリックして、関数を実行します。このリンクコントロールを実行すると、「is5100_020304」という名前のリモート In-Sight ホストへの自動ログオンが開始され ([ユーザリスト] ダイアログで定義された権限によって許可されている場合)、ここで「Step 1」というラベルが付いたダイアログが開きます。
- [OK] または [キャンセル] ボタンを押してリモートシステム上のダイアログを閉じ、リンクコントロールを開始したシステムに戻ります。