Dialog
ダイアログボックスコントロールをスプレッドシートに挿入します。ダイアログにはスプレッドシート上には表示されない特殊なセルが含まれます (400 行目から始まる)。ダイアログにはテキストや値、および選択したオペレータ I/F、数学、文字列操作、入出力、クロックド・データ、データ・アクセスなどの関数が含まれています。ダイアログは最大 20 個までスプレッドシートに挿入でき、Wizard 関数を使用して複数のダイアログを関連付けることができます。ダイアログの実行には、ユーザが手動で操作する場合と Select 関数が参照したときに自動的に実行させる場合の 2 つの方法があります。
- デフォルトでは、ジョブ内のすべての Dialog 関数に [キャンセル] ボタンが含まれます。Dialog 関数から [キャンセル] ボタンを除外するには、[Dialog 関数キャンセル表示] センサメニューオプションを無効にします。
- Dialog 関数のプロパティシートにアクセスするには、ダイアログコントロールを右クリックして、[関数の編集] を選択します。
- コピーしたダイアログコントロールを、複数のセルに貼り付けることはできません。
- ダイアログを貼り付ける場合、すべてのセル参照は、絶対参照になります。
- ダイアログを 1 つのジョブから別のジョブに貼り付けると、ダイアログコントロールはコピーされますが、ダイアログの内容はコピーされません。
- グラフは Dialog 関数ではサポートされていません。
- ダイアログ内のボタン ([OK]、[次へ]、[キャンセル] など) がダイアログ起動時のセルと同じ位置にある場合、マウスクリックを離すと、ダイアログ内でこのボタンがアクティブになります。また、1 つのセルでダイアログの高さを増減するか、セルをハイライトしてから Enter キーを押し、ダイアログを起動する方法もあります。
-
Dialog 関数のダイアログの [タイトル] パラメータが、ダイアログ内に編集可能な文字列値 (EditString、ListBox または Concatenate など) を含むセルを参照している場合 (必要に応じて GetString 関数を使用)、セルの値を変更すると、セルはただちに更新されて新しい値が表示されます。ただし、ダイアログのタイトルには古い値が表示されたままです。ダイアログのタイトルは、そのダイアログを再度開いたときに更新されます。また、モードが 1 (シーケンシャル) に設定された Wizard 関数によってダイアログが参照される場合、セルの文字列値を変更してもウィザードのメニューには古い値が表示されたままです。ウィザードのメニューは、そのウィザードを再度開いたときに更新されます。
Dialog入力パラメータ
Syntax:Dialog(ラベル,ダイアログタイトル,高さ,幅)
ラベル | スプレッドシートに表示される名前を指定します。 |
ダイアログタイトル | ダイアログのタイトルバーに表示される名前を指定します (最大 39 文字)。 |
高さ | ダイアログの高さをセルの数で指定します (1 ~ 20、デフォルト = 5)。 |
幅 | ダイアログの幅をセルの数で指定します (3 ~ 10、デフォルト = 5)。 |
Dialog出力
戻り値 | ダイアログが表示される場合は 1、表示されない場合は 0 を返します。 |
結果 | ラベル付きダイアログ ![]() |
Dialog例
スプレッドシートが次のように設定されています。
A4 = Dialog("テスト","テストダイアログ",5,5)
セル A4 のダイアログコントロールをクリックすると、次のダイアログが表示されます。
テキストラベル、数値、式などを、スプレッドシートに挿入する場合と同様に、ダイアログに挿入することができます。
ダイアログのメニューバーのオプション
[ファイル] メニューオプション |
[編集] メニューオプション |
[表示] メニュー |
グリッドライン |
[挿入] メニュー |
[フォーマット] メニュー |
ダイアログツールバーのボタン
ボタン |
機能 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
OK |
|
キャンセル |
|