ReadEIP

EtherNet/IP プロトコルを使用するリモートクライアントによって送信されたデータを読み取り (消費し) ます。

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  • In-Sight 5.1.0 以降のファームウェアを搭載している In-Sight ビジョンシステムで、この関数を含んでいるジョブがロードされても、この関数は In-Sight 5.1.0 以降のファームウェアには存在しないので、エラーメッセージが表示されます。この関数は ReadUserDataBuffer 関数と置き換える必要があります。
  • この関数は、In-Sight ファームウェア 4.x.x を実行している In-Sight ビジョンシステムでのみ使用可能です。In-Sight ファームウェア 5.1.0 以上を実行している In-Sight ビジョンシステムでは使用できません。モデル一覧およびサポートされているファームウェアバージョンについては、「ファームウェアバージョン」を参照してください。
  • In-Sight ビジョンシステムは、EtherNet/IP プロトコルを使用して同時に複数のデバイスと通信できますが、同時に複数の通信を確立することは推奨しません。
  • In-Sight ビジョンシステムは、明示的および非明示的な EtherNet/IP メッセージングをサポートしています。閉じた例を参照

    セル A4 の ReadEIP($A$0, "0d:4d:8s") は、2 つの 32 ビット整数とヌル終了文字列を PLC から読み取ります。

    GetBufferData($A$4, 0) は、最初の 32 ビット整数を表示します。

    GetBufferData($A$4, 1) は、2 番目の 32 ビット整数を表示します。

    GetBufferData($A$4, 2) は、文字列を表示します。

  • 詳細については、『Using EtherNet/IP with In-Sight Explorer and ControlLogix』を参照してください。

ReadEIPの入力パラメータ

Syntax:ReadEIP(イベント,マッピング)

イベント

データを読み取る更新イベントを指定します。このパラメータは、次のいずれかを参照している必要があります。

  • AcquireImage 関数を含んでいるセル A0 の画像データ構造体
  • Event 関数を含んでいるセル
  • Button 関数を含んでいるセル
マッピング

コロン文字 (:) で区切られた指定子のリストから構成されるデータマッピングを指定します。各指定子は、開始バイトとデータ型コードの 2 つの部分から構成されます。データ型コードは次のとおりです。

コード データ型
i 8 ビットの整数
il 16 ビットの整数
d 32 ビットの整数
f 32 ビット浮動小数点数
s テキスト文字列

: データマッピング "0i:1f:5d:9s" の場合、最初のデータ項目 (オフセット 0) は 8 ビット整数を指定し、2 番目の項目 (オフセット 1) は 32 ビットの浮動小数点値を指定し、3 番目の項目 (オフセット 5) は 4 バイトの符号付き整数を指定し、パケットの残り (オフセット 9 以降) は文字列を指定します。

:  メジャーリビジョン 10 に付属の入力アセンブリインスタンス 12 を使用している場合、入力データの最大長は 488 バイトです。In-Sight メジャーリビジョン 4 に付属の入力アセンブリインスタンス 11 を使用している場合、入力データの最大長は 492 バイトです。
In-Sight アセンブリデータ構成 (非明示的メッセージング)

ReadEIP の出力

戻り値 クライアントによって送信されたデータを含む ReadEIPデータ構造体。入力パラメータが無効の場合か、クライアントからの接続が確立されていない場合は、#ERR が返されます。
結果 ReadEIP構造体内のデータには GetBufferData 関数を使用してアクセスします。