時間・タイマ

:  値はすべて、参照された関数またはセルから返されます。
関数 説明
GetAllTime(画像)

画像の取り込みおよびジョブの実行に必要な時間をミリ秒単位で返します。入力値が無効であった場合は、#ERR が返されます。

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  • このパラメータはセル A0、つまり AcquireImage 関数により返される画像データ構造体を含むセルを参照している必要があります。
  • 返される GetAllTime 値には、センサフィルムストリップの実行時間は含まれません。
  • GetAllTime 関数とステータスバーは、時間の計算方法が [ジョブのプロファイル] ダイアログ とは異なります。[ジョブのプロファイル] ダイアログでも結果グラフィックスの生成は考慮されます。
  • この関数を式で使用する場合、セルの位置に応じて異なる値が返されます。例えば、GetAllTime(A0) が 80 の場合、1*GetAllTime(A0) も 80 にする必要があります。ただし、1*GetAllTime(A0) がジョブの上部にある場合、他のツールの実行時間を含んでいない GetTime(A0) とほとんど同じ値を返します。1*GetAllTime(A0) がジョブの終わりにある場合、すべてのジョブ実行時間が含まれます。正しい値を返すには、GetAllTime(A0) 専用に個別のセルを作成し、式の中でそのセルに対するセル参照を使用します。例えば、GetAllTime(A0) をセル B2 内に作成する場合、1*B2 はセルの位置に関係なく、正しい値を返します。
  • [最大ビュー接続数] 設定を 2 以上に設定した場合、In-Sight ファームウェア 5.x.x を使ってビジョンシステムが返した GetAllTime 値は、In-Sight ファームウェア 4.x.x を使ってビジョンシステムが返した値より長くなります。画像の取り込みとジョブ実行時間に加えて、In-Sight ファームウェア 5.x.x を実行しているビジョンシステムが返した GetAllTime 値は、複数の表示更新時間を最終値に追加します。In-Sight ファームウェア 4.x.x を実行しているビジョンシステムの場合、この値は含まれません。
GetElapsedTime(画像)

2 回の連続した画像取り込みの間隔をミリ秒単位で返します。入力値が無効であった場合は、#ERR が返されます。

:  このパラメータはセル A0、つまり AcquireImage 関数により返される画像データ構造体を含むセルを参照している必要があります。
GetExposureTimestamp(画像)

露光タイムスタンプを送信するために使用できる時間データ構造体を返します (画像取り込みがトリガされ、In-Sight ビジョンシステムが露光を開始した日時の記録)。

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  • このパラメータはセル A0、つまり AcquireImage 関数により返される画像データ構造体を含むセルを参照している必要があります。
  • タイムスタンプ値はすべての In-Sight ビジョンシステムでサポートされ、実際の露光時間に対して 200 マイクロ秒単位の精度です。
GetSystemTimeOffset(時刻)

時間データ構造体から抽出されたシステム時刻のオフセット値を返します。

:  システム時刻のオフセットは、PTP が有効な場合のみ有効です。In-Sight ビジョンシステムを PTP と併用する場合のセットアップと設定の詳細については、「時刻同期の設定」のトピックを参照してください。
GetTime(セル 1, [セル 2, ...]) セルの可変長リストの実行に必要な時間をミリ秒単位で返します。入力値が無効であった場合は、#ERR が返されます。複数のセルを選択した場合、実行時間の合計が返されます。
GetTimeValue(時刻)

時間データ構造体を時刻値に変換します。この関数は、FormatOutputBuffer 関数を介して、時間の 64 ビット表現をミリ秒単位で PLC に書き込むために使用します。

:  この関数は、PTP が有効な場合のみ有効です。In-Sight ビジョンシステムを PTP と併用する場合のセットアップと設定の詳細については、「時刻同期の設定」のトピックを参照してください。