ステータスバー

EasyBuilder ビュー

ステータスバーは、各 EasyBuilder ビューの表示領域の下に表示されます。そのときに実行されているタスクに応じて、ステータスバーには、現在の画像についてのピクセル値情報およびビジョンシステムの接続ステータス、ジョブサイズ、I/O ステータス、またはオンライン/オフラインステータスに関するメッセージが表示されます。

画像ステータス

ステータスバーには、ピクセル値情報のほか、画像の記録/再生情報が表示されることがあります。

ステータスバーのフィールド

説明

画像上でマウスをスクロールすると、ステータスバーの左側に、その画像についてのピクセル値情報が表示されます。

:  カラービジョンシステムを使用している場合、RGB 値の情報が表示されます。詳細については、「ピクセル値表示モード」を参照してください。

画像を記録しているときは、ステータスバーの左側には、記録フォルダ、Good フォルダ、または Bad フォルダのディレクトリパスと、そのとき記録している画像名が表示されます。

記録した画像の再生中は、ステータスバーの左側には、再生中の画像名と再生フォルダのディレクトリパスが表示されます。

現在使用可能なジョブサイズを、割当てられたサイズのパーセンテージで表示します。数値を変更するには、[ジョブサイズ制限] ダイアログを使用します。

接続ステータス

各 In-Sight ビジョンシステムは、1 度に 1 つの接続のみを許可します。PC 上の別のアプリケーションや、ビジョンシステムにログオンしてきた別ユーザによって、接続が切断されることがあります。このときステータスバーには、「… からのユーザ admin はすでにログオンしています」というメッセージが表示されます。EasyBuilder は定期的にビジョンシステムへの再接続を試み、ステータスバーにはその進行状況が表示されます (例えば、「再接続待機中」や「接続中」)。ビジョンシステムがネットワークに接続していない場合、ステータスバーにはネットワークエラーなどのほかのエラーメッセージが表示されることがあります。

I/O ステータス

I/O ステータスバーには、ビジョンシステムと CIO-MICRO、CIO-MICRO-CC、または CIO-WENET Ethernet I/O モジュール間の EtherNet/IP 接続ステータスが表示されます。

ステータスバーのフィールド

説明

「I/O OK」が表示されている場合、モジュールへの接続は正常に動作しています。

「I/O Not Responding」が表示されている場合、モジュールへの接続は失われています。診断情報の詳細については、センサスのテータスビューを参照してください。

オンライン/オフラインステータス

ステータスバーの右側には、常に In-Sight ビジョンシステムのオンラインまたはオフラインステータスに関する情報が表示されます。

ステータスバーのフィールド

説明

「オフライン」が表示される場合、In-Sight ビジョンセンサは現在オフラインです。

「ライブ」が表示される場合、In-Sight ビジョンシステムは EasyBuilder ユーザインタフェース ([画像の設定] 設定ペインの EasyBuilder ツールバー、または [画像] メニュー) で [ライブビデオ] に設定されています。ビジョンシステムのレンズと視野の調節を行うとき、In-Sight ビジョンシステムは使用するライブ画像を表示します。

「オンライン」が表示される場合、In-Sight ビジョンシステムは現在オンラインモードで作動しています。

「通信オンライン?」が表示される場合、In-Sight ビジョンシステムは EasyBuilder ユーザインタフェースによってオンラインモードに設定されましたが、通信プロトコル (ProfiNETEtherNet/IPネイティブモードなど) によってビジョンシステムはオフラインのままになっています。例えば、ネイティブモードで、 In-Sight ビジョンシステムをオフラインにする Set Online コマンド SO0 が発行されました。In-Sight ビジョンシステムをオンラインにするには、Set Online コマンド SO1 を In-Sight ビジョンシステムに送信する必要があります。

「ディスクリートオンライン?」が表示される場合、In-Sight ビジョンシステムは EasyBuilder ユーザインタフェースによってオンラインモードに設定されていますが、オンライン/オフラインタイプとして設定されたディスクリート入力ラインが Low (0) に設定されています。ディスクリート入力信号の状態が High (1) になると、In-Sight ビジョンシステムはオンラインモードになります。

ヒント :  [EasyBuilder] ツールバー、または実行ジョブの設定ペインのいずれかでオンライン/オフラインボタン をクリックすると、オンラインとオフラインのステータスが切り替えられるようになります。

警告:

ステータスバーの右側には警告が表示されることがあります。

ステータスバーのフィールド

説明

このエクスクラメーションマークが表示された場合、接続された In-Sight ビジョンシステムのファームウェアバージョンに In-Sight Explorer バージョンが対応していません。In-Sight Explorer バージョン 5.1.0 以上には、5.x.x バージョン (現行バージョン) と最新の 4.x.x バージョンの 2 つのファームウェアバージョンがリリースされています。例えば、In-Sight Explorer 5.1.0 には、In-Sight ファームウェア 5.1.0 と 4.9.3 がリリースされています。したがって、ファームウェア 4.9.3 を実行するビジョンシステムが In-Sight Explorer 5.1.0 に接続されている場合、ステータスバーにインジケータが表示されません。ただし、ファームウェア 4.9.1 を実行するビジョンシステムが In-Sight Explorer 5.1.0 に接続されている場合、このエクスクラメーションマークがステータスバーに表示されます。

:  ファームウェアバージョンの詳細については、「ファームウェアバージョン」のトピックを参照してください。

スプレッドシートビュー

ステータスバーは、各スプレッドシートビューの最下部に表示されます。ステータスバーには 3 つの部分があり、表示されているスプレッドシートビューに関する情報を、実行中の操作に応じて表示します。

セルと画像のステータス

スプレッドシートのオーバレイがアクティブかどうか、また 対話型グラフィックスモードになっているかどうかに応じて、ステータスバーには個々のセルに関する情報、ピクセル値情報、または画像に関する参照情報が表示されます。ステータスバーには、画像取り込み時間と画像の記録/再生情報も表示されます。

ステータスバーのフィールド 説明

スプレッドシートオーバレイが表示されている場合、関数またはデータを含んでいるセルの上でマウスをスクロールすると、その関数またはデータが左側に表示されます。

:  [カスタムビュー]では、情報は表示されません。

スプレッドシートオーバレイが非表示の場合、画像上でマウスをスクロールすると、ステータスバーの左側にその画像についてのピクセル値情報が表示されます。

:  
  • カラービジョンシステムを使用している場合、RGB 値の情報が表示されます。詳細については、「ピクセル値表示モード」を参照してください。
  • スプレッドシートビューでの絶対ピクセル値は、画像の表示倍率が 1:1 に設定された場合にだけ表示され、ステータスバーには値が次のように表示されます。. 画像表示倍率が 1:1 以外の場合は、「近似」ピクセル値が表示され、ステータスバーには値が次のように表示されます。. EasyBuilder ビューでの絶対ピクセル値は、画像表示倍率に関係なく常に表示されます。

対話型グラフィックスモードの場合、ステータスバーの左側には、領域の位置、サイズ、回転およびカーブなどの対話型グラフィックス関連の情報が表示されます。

画像の取り込みによってスプレッドシートが更新された場合、ステータスバーにジョブ処理時間 (ミリ秒単位) が表示されます。

:  
  • センサフィルムストリップの処理時間もジョブの処理時間に含まれています。
  • ステータスバーと GetAllTime 関数は、[ジョブのプロファイル] ダイアログとは別に時間を計算します。また、[ジョブのプロファイル] ダイアログでは結果のグラフィックスの構築についても説明します。ほかの 2 つのはこれを行いません。

画像を記録しているときは、ステータスバーの左側には、記録フォルダ、Good フォルダ、または Bad フォルダのディレクトリパスと、そのとき記録している画像名が表示されます。

記録した画像の再生中は、ステータスバーの左側には、再生中の画像名と再生フォルダのディレクトリパスが表示されます。

現在使用可能なジョブサイズを、使用可能で割当て済みのセルの数で表示します。数値を変更するには、[ジョブサイズ制限] ダイアログを使用します。

接続ステータス

ほかの PC や In-Sight コンソールのユーザが 1 つの In-Sight ビジョンシステムにログオンして、接続が切断された場合、In-Sight Explorer は定期的にビジョンシステムへの再接続を試みます。「… からのユーザ admin はすでにログオンしています」というメッセージは、別のユーザまたはアプリケーションがビジョンシステムにログオンしていることを示します。各ビジョンシステムには 1 度に 1 つの接続しか許可されていないため、このメッセージが表示されたときには、別の PC、または同じ PC 上で実行している別のアプリケーションがビジョンシステムに接続している可能性があります。ビジョンシステムがネットワークに接続していない場合、ステータスバーにはネットワークエラーなどのほかのエラーメッセージが表示されることがあります。

I/O ステータス

I/O ステータスバーには、ビジョンシステムと CIO-MICRO、CIO-MICRO-CC、または CIO-WENET Ethernet I/O モジュール間の EtherNet/IP 接続ステータスが表示されます。

ステータスバーのフィールド

説明

"I/O OK" が表示されている場合、モジュールへの接続は正常に動作しています。

「I/O Not Responding」が表示されている場合、モジュールへの接続は失われています。診断情報の詳細については、センサスのテータスビューを参照してください。

オンライン/オフラインステータス

ステータスバーの右側には、常に In-Sight ビジョンシステムのオンラインまたはオフラインステータスに関する情報が表示されます。

ステータスバーのフィールド

説明

「オフライン」が表示される場合、In-Sight ビジョンセンサは現在オフラインです。

「ライブ」が表示される場合、In-Sight ビジョンシステムは In-Sight Explorer ユーザインタフェース ([ジョブの表示] ツールバーまたは [画像] メニュー) で [ライブビデオ] に設定されています。ビジョンシステムのレンズと視野の調節を行うとき、In-Sight ビジョンシステムは使用するライブ画像を表示します。いずれかのボタンを押すと、ライブビデオを終了してスプレッドシートに戻ります。

「オンライン」が表示される場合、In-Sight ビジョンシステムは現在オンラインモードで作動しています。

「通信オンライン?」が表示される場合、In-Sight ビジョンシステムは In-Sight Explorer ユーザインタフェースによってオンラインモードに設定されましたが、通信プロトコル (ProfiNETEtherNet/IPネイティブモードなど) によってビジョンシステムはオフラインのままになっています。例えば、ネイティブモードで、 In-Sight ビジョンシステムをオフラインにする Set Online コマンド SO0 が発行されました。In-Sight ビジョンシステムをオンラインにするには、Set Online コマンド SO1 を In-Sight ビジョンシステムに送信する必要があります。

「ディスクリートオンライン?」が表示される場合、In-Sight ビジョンシステムは In-Sight Explorer ユーザインタフェースによってオンラインモードに設定されていますが、オンライン/オフラインタイプとして設定されたディスクリート入力ラインが Low (0) に設定されています。ディスクリート入力信号の状態が High (1) になると、In-Sight ビジョンシステムはオンラインモードになります。

ヒント :  [ジョブの表示] ツールバーオンライン/オフライン ボタンをクリックすると、オンラインとオフラインのステータスが切り替えられるようになります。

警告:

ステータスバーの右側には警告が表示されることがあります。

ステータスバーのフィールド

説明

このエクスクラメーションマークが表示された場合、接続された In-Sight ビジョンシステムのファームウェアバージョンに In-Sight Explorer バージョンが対応していません。In-Sight Explorer バージョン 5.1.0 以上には、5.x.x バージョン (現行バージョン) と最新の 4.x.x バージョンの 2 つのファームウェアバージョンがリリースされています。例えば、In-Sight Explorer 5.1.0 には、In-Sight ファームウェア 5.1.0 と 4.9.3 がリリースされています。したがって、ファームウェア 4.9.3 を実行するビジョンシステムが In-Sight Explorer 5.1.0 に接続されている場合、ステータスバーにインジケータが表示されません。ただし、ファームウェア 4.9.1 を実行するビジョンシステムが In-Sight Explorer 5.1.0 に接続されている場合、このエクスクラメーションマークがステータスバーに表示されます。

:  ファームウェアバージョンの詳細については、「ファームウェアバージョン」のトピックを参照してください。