[バックアップ] ダイアログ
[バックアップ] ダイアログにより、In-Sight センサまたはエミュレータでのジョブ、画像およびセンサ設定のアーカイブコピーを、PC のハードディスクやビジョンシステムに装着されている SD カードに保存することができます。[ネットワークの設定] は、バックアップ内に保存されますが、バックアップを作成したときと同じセンサにリストアする場合にのみリストアできます。
PC へのバックアップ
アーカイブされたデータの In-Sight ビジョンシステム/エミュレータの宛先フォルダ、つまりバックアップディレクトリは、[オプション] ダイアログで定義します。In-Sight Explorer がビジョンシステムまたはエミュレータからのデータをアーカイブすると、バックアップディレクトリに、ビジョンシステムのホスト名と名前が同じで、その名前に「.000」から始まる数値サフィックスが付加されたフォルダが作成されます。その特定のセンサのバックアップがすでに存在する場合は、数値サフィックスの値が増分されます (is5400_010203.000、is5400_010203.001など)。
- 最大 1,000 件のバックアップを In-Sight センサに保存可能です。
- ホスト名でコロンを 1 つ以上使用するビジョンシステムをバックアップすると、結果のフォルダ名にはコロンの代わりにプラス記号 (+) が使用されます。Windows ではフォルダ名にコロンを使用できないため、これは予期される挙動です。
- 通常、バックアップ処理は、ファイル転送処理により時間が重要なジョブのパフォーマンスが影響を受ける可能性があるため、In-Sight ビジョンシステムがオフラインの間に実施する必要があります。時間が重要ではないジョブの場合は、[オプション] ダイアログ内の [オンラインでもバックアップを行う] チェックボックスをオンにすることによってオンラインバックアップを有効にすることができます。
- オンラインセンサでバックアッププロセスが進行している場合、センサのステータスは一時的に に変更されます。バックアップが完了すると、ステータスは に戻ります。
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[バックアップディレクトリ] のデフォルトのフォルダ位置は、Program Files フォルダから次の場所に移動されており、標準ユーザがアクセスすることができます (In-Sight Explorer 4.5.0 以降)。
- Windows 7/Windows 10:
C:\ProgramData\Cognex\In-Sight\In-Sight Explorer x.x.x
- Windows 7/Windows 10:
ビジョンシステムに装着された SD カードへのバックアップ
SD カードにはバックアップが 1 つだけ保存されます。その後のバックアップでは、前のバックアップが上書きされるからです。
[バックアップ] ダイアログを表示するには
- [システム] メニューで、[バックアップ] をクリックします。
[バックアップ] ダイアログの使用法
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左側にあるチェックボックスをオンにすることによって、バックアップするビジョンシステム/センサまたはエミュレータを選択します。SD カードにバックアップする場合は、[SD カードを使用] チェックボックスをオンにします。
注 :- 目的のビジョンシステム/センサまたはエミュレータは、検索ボックスを使用して動的にサーチすることができます。
- [SD カードを使用] チェックボックスは、ビジョンシステムに SD カードが装着されている場合にのみ有効になります。
- SD カードが装着されているビジョンシステムを選択しても、[SD カードを使用] チェックボックスがオフの場合、バックアップデータは PC にアーカイブされます。
- [バックアップ] をクリックします。