CalibrateImage

キャリブレーションを画像と関連付けます。

CalibrateImage 関数で、キャリブデータ構造体を画像データ構造体と関連付けて、新しい画像データ構造体を作成します。その結果得られるデータ構造体は、参照されたキャリブレーションによって定義されたワールド座標にその結果を表示するため、他のビジョンツール関数によって参照することができます。

例えば、センサは CalibrateGrid などの座標補正関数を使用してキャリブレーションします。次に、CalibrateImage 関数を挿入し、[キャリブ] パラメータを、最近作成された CalibrateGrid 関数のキャリブ構造体へのセル参照として設定します。次に、ExtractBlobs などの別のビジョンツールを使用してその [画像] パラメータを CalibrateImage 関数のデータ構造体へのセル参照として設定します。これによって、ExtractBlobs 座標はキャリブレーションされた画像のワールド座標となります。

:  ワールド座標系で報告されるビジョンツールの結果出力は、ほかのビジョンツールにおいてフィクスチャまたは領域の入力として使用することはできません。

CalibrateImageの入力パラメータ

Syntax:CalibrateImage(画像,キャリブレーション)

画像

このパラメータは有効な画像データ構造体を含んでいるスプレッドシートのセルを参照している必要があります。デフォルトで参照されるセルは A0 で、このセルに AcquireImage 関数によって返される画像データ構造体が含まれています。

キャリブ

このパラメータは有効なキャリブデータ構造体を含んでいるスプレッドシートのセルを参照している必要があります。

CalibrateImageの出力

戻り値

処理済みの画像を含んでいる画像データ構造体。入力パラメータが無効であれば #ERR を返します。

:  画像データ構造体にある処理済みの画像領域の内容は、ジョブとともに保存されることはありません。