FTP を介してデータファイルを転送したり、またはデータ文字列の追記を行うには

ネットワーク上の FTP サーバにデータファイルを転送するように、In-Sight ビジョンシステムを設定することができます。 この機能は、データ結果のログ作成に使用されます。 このログはファイルで参照できます。

FTP 接続を設定するには、次の手順に従ってください。

  1. [通信] グループボックスの [FTP] を選択します。
  2. [ファイル] タブを選択します。
  3. [追加] ボタンを押してエントリを追加し、転送のパラメータを設定します。

    :  1 つのジョブで、複数のファイルを転送させることもできます。
  4. [設定] タブを選択して FTP サーバを設定します。
  5. In-Sight ビジョンシステムをオンラインにします。 データ転送を実行するには、ビジョンシステムをオンラインにする必要があります。オフライン時にはデータは転送できません。
  6. ビジョンシステムをトリガします。 トリガのたびに、データファイルを転送するか、あるいはデータ文字列をファイルに追記します。ファイルは、[設定] タブで指定した FTP サーバに保存されます。
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  • [転送条件] を [なし] (デフォルト) に設定している場合、画像を取り込むたびに、データファイルを転送するか、あるいはデータ文字列をファイルに追記します。 [転送条件] を [なし] 以外に設定している場合、指定のイベントが発生するたびに、データファイルを転送するか、あるいはデータ文字列をファイルに追記します。 例えば、[転送条件] を [ジョブ.FAIL] に設定している場合、ジョブが FAIL するたびに、データファイルを転送するか、あるいはデータ文字列をファイルに追記します。
  • In-Sight エミュレータを FTP サーバとして使用している場合、デフォルトで、ファイルは次のエミュレータフォルダに書き込まれます([ProgramData]\Cognex\In-Sight\Emulators\x.x.x)。 このディレクトリ以外のユーザ指定のロケーションにもファイルを書き込むことができます(FTP ルートディレクトリ)。 FTP ルートディレクトリの詳細については、[オプション] ダイアログトピック (エミュレーションパネル) をご参照ください。

[ファイル] タブ

転送するデータ、データフォーマット、データをいつ、どこに転送するかを定義するパラメータを設定します。

[設定] タブ

[設定] タブでは、パラメータを使用して 2 台の出力デバイスを定義することができます。 出力先デバイスには、In-Sight エミュレータや、ネットワーク上で FTP サーバとして動作するホストがあります。