シリアルネイティブ通信 (ロボット)

:  次の説明は、[通信] セクションで、[デバイス] から [ロボット] を選択し、[プロトコル] から [シリアルネイティブ] を選択した場合のみに適用となります。
  1. [プロトコル] から [シリアルネイティブ] を選択すると、EasyBuilder は自動的にジョブを検証して、フィクスチャを定義する位置決めツールまたは検査ツールをサーチし、データ列を作成します。
  2. [フォーマット出力文字列] タブの [ポジション名] ドロップダウンリストに、フィクスチャを作成するすべてのツールが表示されます。 ジョブにポジションを返すツールが 1 つしか含まれていない場合、そのツールがデフォルトとして選択されます。 ポジションを返すツールが 2 つ以上ある場合は、[ポジション名] ドロップダウンリストから、送信する出力文字列のツールを選択してください。 フォーマットされた文字列が表示されます。また、文字列の文字数も参照用に表示されます。
  3. [シリアルポートの設定] タブをクリックし、シリアルポートを定義してください (必要な場合のみ)。 EasyBuilder は、[デバイスの設定] グループボックスに基づいて、シリアルプロトコルを自動的に検討します。 [通信] ステップから他のステップに移るときに、シリアルポート設定は In-Sight ビジョンシステムに保存されます。

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    • [シリアルポート設定] オプションは、In-Sight モデルおよび I/O モジュールによって異なります。サポートしている I/O モジュールに接続している場合、[I/O モジュール] ボタンをクリックし、[I/O モジュールの設定] ダイアログを開いて、I/O モジュールを設定します。

    • In-Sight Micro 1000 シリーズビジョンシステムは、CIO-MICRO または CIO-MICRO-CC I/O モジュールに接続している場合のみ、シリアル通信をサポートします。

    • In-Sight 70xx - 74xx シリーズ上でシリアル通信を有効にするには、ブレークアウトケーブルを使用するか、CIO-MICRO または CIO-MICRO-CC I/O モジュールを使用します。 ブレークアウトケーブルに接続している場合 (I/O モジュールに接続されていない場合)、ディスクリート入出力ライン (各 1) をシリアル受信およびシリアル送信に設定することができます。 詳細については、In-Sight 70xx - 74xx ビジョンシステムのシリアル通信を有効にするにはをご参照ください。
    • In-Sight 70xx - 74xx シリーズビジョンシステムが CIO-MICRO または CIO-MICRO-CC I/O モジュールを使用するように構成されている場合、電源 I/O ケーブルの RS-232 TRANSMIT および RS-232 RECEIVE ピンは無効です。 I/O モジュールの RS-232 OUT ポート (DB9) を使用して、シリアルデバイスに接続してください。
    • In-Sight Micro 8000 シリーズビジョンシステムは、CIO-MICRO I/O モジュールに接続している場合のみ、シリアル通信をサポートします。
    • CIO-WENET I/O モジュールは、シリアル通信をサポートしません。

  4. 文字列がフォーマットされたら、ロボットコントローラは、In-Sight ネイティブモードコマンド、EV GetCellValue("Job.Robot.FormatString") を送信して、データをリクエストすることができるようになります。 EV GetCellValue ("Job.Robot.FormatString") は、一回のコマンドで文字列にフォーマットされたすべてのデータを返します。
:  定義済みのフィクスチャがジョブにない場合、またはカスタマイズされた文字列を作成したり、文字列のフォーマットをカスタマイズしたい場合は、[カスタムフォーマット...] ボタンを押して、[FormatString] ダイアログを開いてください。このダイアログを使用して、異なる文字列を追加したり、文字列を変更したり、[上へ] または [下へ] ボタンを押して、送信されるデータの順番を変更することができます。文字列の変更を終了したら、[OK] ボタンを押します。