SetDiscreteOutputDelay

[出力詳細] ダイアログでの遅延設定を行います。

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  • SetDiscreteOutputDelay コマンドの後に SetDiscreteOutput コマンドが発行されると、SetDiscreteOutputDelay 設定が上書きされます。
  • In-Sight ビジョンシステムを CIO-1400 または CIO-1450 I/O モジュールとともに使用する場合、シリアルポート経由でディスクリート出力設定を変更するために、SetDiscreteOutput または SetDiscreteOutputDelay コマンドを使用しないでください。使用した場合、ビジョンシステムが応答しなくなる場合があります。変更を行う場合、または Telnet 経由でコマンドを送信するには、[ディスクリート I/O 設定] ダイアログと [出力詳細] ダイアログを使用します。

SetDiscreteOutputDelayの入力パラメータ

Syntax:EVSetDiscreteOutputDelay(LineID,Type,[Delay],[[WriteProcSet],[IOModule]])

入力 説明
LineID 変更される出力ライン番号。
Type 0 = なし

1 = 画像取り込み遅延

2 = トリガ後の時間

Delay
  • Type = 0 の場合、Delay は無視されて 0 にされます。
  • Type = 1 の場合、Delay は、出力ラインが信号パルスを受信した後に出力を遅延させる、画像取り込みまたはトラックパルスの数 (0 ~ 1000) です。この値が 0 の場合、In-Sight ビジョンシステムでは、WriteDiscrete 関数を評価するとすぐに出力ラインを更新します。この値が 0 よりも大きい場合、出力ラインは常にパルス出力されます。
  • Type = 2 の場合、Delay は、出力が発信されるまでの待機時間 (0 ~ 10000 ミリ秒) です。

WriteProcSet

WriteProcSet はオプションのパラメータです。

0 = 設定は、proc.set ファイルに保存されず、ビジョンシステムの電源を入れ直すと失われます。

1 = 設定は、proc.set ファイルに保存され、ビジョンシステムの電源を入れ直しても保持されます。

IOModule

IOModule は、特定の I/O モジュールタイプのディスクリート出力遅延を設定するために使用することができるオプションのサブパラメータです。

0 = 直接接続 I/O / CIO-1350

1 = CIO-1450 および CIO-1460

2 = CIO-1400

3 = CIO-MICRO および CIO-MICRO-CC

SetDiscreteOutputDelayの出力

戻り値

ステータスコード。その後にバイト単位の文字数が続きます。ステータスコードは次のとおりです。

1 コマンドは正常に実行されました。
0 認識されないコマンドが送信されました。
-2 コマンドを実行することができませんでした。
-6 ユーザはコマンドを実行するためのフルアクセスのアクセス権を持っていません。

SetDiscreteOutputDelay

以下の設定を行うには

Line ID: 3

Type: トリガ後の時間

Delay: 250 ms

WriteProcSet: 1

IOModule: CIO-MICRO

次のコマンドを発行します。EV SetDiscreteOutputDelay(3,2,250,1,3)

In-Sight ビジョンシステムは、ステータスコード (1) とその後の文字数 (バイト単位、18) で応答します。最後に、結果が XML フォーマットで返されます。