[出力詳細] ダイアログ

[出力詳細] ダイアログを使用して、[ディスクリート I/O 設定] ダイアログ内から個々の出力ラインパラメータを設定します。

[出力詳細] ダイアログを表示する

  1. [センサ] メニューで、[ディスクリート I/O の設定] をクリックします。
  2. [ディスクリート I/O 設定] ダイアログで、設定する出力ラインを選択し、[詳細設定] をクリックします。

選択した出力ライン信号タイプに応じて、次の [出力詳細] ダイアログのいずれかが表示されます。

信号タイプ

[出力詳細] ダイアログの例

ユーザ用

 

 

画像取り込み開始

画像取り込み終了

ジョブを開く - 完了

エラー: ジョブを開く

エラー: 画像取り込み失敗

エラー: トラックオーバラン

エラー: トラックキューフル

 

 

ジョブ完了

 

 

ストロボ

 

ハイ (High)、ロー (Low)、システムビジー、オンライン/オフライン、ライフライン、I/O モジュールスタンバイ、ジョブの PASS/FAIL セルの信号タイプの出力詳細は設定できません。

[出力詳細] ダイアログのコントロール

  • [パルス]: このチェックボックスをオンにすると、出力は [パルス幅] の期間パルス出力されます。OFF にすると定常状態に設定されます。[取り込み遅延] が 0 以外の場合、パルス出力になります。
  • [パルス幅 (ミリ秒)]:出力パルスの持続時間。

      ビジョンシステム/ビジョンセンサ   最小パルス幅 最大パルス幅 デフォルトのパルス幅
    汎用出力1 高速出力
    In-Sight Micro 1000 シリーズ (1402、1412、1500 を除く) 10 ミリ秒 10 ミリ秒 1000 ミリ秒 10 ミリ秒
    In-Sight Micro 1402、1412、1500 10 ミリ秒 1 ミリ秒 1000 ミリ秒 10 ミリ秒
    In-Sight 5000 シリーズ 10 ミリ秒 10 ミリ秒 1000 ミリ秒 10 ミリ秒
    In-Sight 70xx ~ 74xx シリーズ 10 ミリ秒 1 ミリ秒 1000 ミリ秒 10 ミリ秒
    In-Sight 76xx ~ 79xx シリーズ 10 ミリ秒 1 ミリ秒2 1000 ミリ秒 10 ミリ秒
    In-Sight 8000 シリーズ 10 ミリ秒 1 ミリ秒2 1000 ミリ秒 10 ミリ秒

    1CIO-MICRO または CIO-MICRO-CC I/O モジュールを使用しているときに、汎用出力の最小パルス幅は [I/O モジュールの設定] ダイアログの [更新間隔] 設定によって制限されます。例えば、[I/O モジュールの設定] ダイアログの [更新間隔] が 20ms に設定されている場合、最小パルス幅は 30ms 以下に設定することはできません。

    21 ミリ秒の最小パルス幅は、In-Sight ファームウェアバージョン 5.5.0 以上を使用している場合にだけサポートされます。より前のバージョンのファームウェアを使用している場合、最小パルス幅は 10 ミリ秒です。

     
  • [取り込み遅延 (N)]: 出力ラインが信号パルスを受信した後に、出力を遅らせる画像取り込みまたはトラックパルスの数 (0 ~ 1000) です。画像取り込み遅延が 0 の場合、In-Sight センサは、WriteDiscrete 関数を評価するとすぐに出力ラインを更新します。[取り込み遅延] が 0 よりも大きい場合、出力ラインは常にパルス出力されます。

    :  [取り込み遅延] と [トリガ後の時間] を同時に使用することはできません。これらは個別に使用する必要があります。例えば、[取り込み遅延] が有効になると、[トリガ後の時間] は無効になります。逆に、[トリガ後の時間] が有効になると、[取り込み遅延] は無効になります。
  • [トリガ後の時間 (ms)]: このチェックボックスを ON にすると、指定された時間 (0 ~ 10000 ミリ秒) の経過後に、出力が行われます。

    :  [取り込み遅延] と [トリガ後の時間] を同時に使用することはできません。これらは個別に使用する必要があります。例えば、[取り込み遅延] が有効になると、[トリガ後の時間] は無効になります。逆に、[トリガ後の時間] が有効になると、[取り込み遅延] は無効になります。
  • [ストロボ/照明制御のトリガ]: 信号の立ち上がりエッジまたは立ち下がりエッジでストロボにトリガをかけることができます。
    • [NPN 設定]: [立ち上がりエッジ] に設定すると、画像センサの露光時に信号が HIGH になり、それ以外は LOW となります。[立ち下がりエッジ] に設定すると、画像センサの露光時に信号が LOW になり、それ以外は HIGH となります。露光時は常にパルスとなります。露光時間は外部ストロボデバイスで設定されているストロボパルス時間よりも 0.50 ミリ秒以上長くする必要があります。
    • [PNP 設定]: [立ち上がりエッジ] に設定すると、画像センサの露光時に信号が LOW になり、それ以外は HIGH となります。[立ち下がりエッジ] に設定すると、画像センサの露光時に信号が HIGH になり、それ以外は LOW となります。露光時は常にパルスとなります。露光時間は外部ストロボデバイスで設定されているストロボパルス時間よりも 0.50 ミリ秒以上長くする必要があります。

    :  In-Sight 5600 シリーズ、5705、5705C、5715 および 9902L ビジョンシステムでは、ストロボ動作が反転しています。例えば、NPN 配線では、立ち上がりエッジおよび立ち下がりエッジが PNP 配線のように動作します。
  • [ストロボ開始位置]: ストロボ出力を開始する位置を指定します。
    • [画像取り込み開始]:ビジョンシステムが画像取り込みを開始するときにストロボ出力を開始するよう指定します。In-Sight 8405 ビジョンシステムを除くすべてのビジョンシステムモデルでサポートされています。
    • [カメラトリガ]: カメラトリガイベントを受信したときにストロボがパルス出力されるように指定します。In-Sight 8405 ビジョンシステムを除くすべてのビジョンシステムモデルでサポートされています。
    • [すべての行を露光]: すべてのピクセル行が露光されたときにのみストロボがパルス出力されるよう指定します。In-Sight 8405 ビジョンシステムでのみサポートされています。

      :  In-Sight 8405 ビジョンシステムでストロボを使用している場合、フルフレーム画像キャプチャでは、ストロボのパルス時にすべてのピクセル行が露光されるよう、露光時間を 72ms 以上に設置することが推奨されます。 詳細については、ローリングシャッターの操作をご参照ください。
  • [三色 LED]: 三色 LED ラインの動作を設定します。([OFF/緑]、[OFF/赤]、[赤/緑]、デフォルト = [OFF/緑]) このオプションは、そのラインが 3 色 LED をサポートしている場合にのみ指定できます。

    :  このオプションは、PASS/FAIL LED を使用する In-Sight 76xx ~ 79xx シリーズのビジョンシステムでサポートされていますが、[信号タイプ] として PASS FAIL ジョブセルが選択されている場合には指定できません。