ReadDeviceNet

In-Sight のシリアルポートに接続されている (オプションの) デバイスネットインタフェースモジュールからスプレッドシートセルにデータを読み込みます。

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  • 選択されたシリアルポートは、DeviceNet通信用に設定されている必要があります。また、In-Sight センサをオンラインにする必要があります。
  • DeviceNet は、In-Sight ファームウェア 4.x.x を搭載した In-Sight ビジョンシステムでのみ使用可能です。In-Sight ファームウェア 5.1.0 以降を搭載した In-Sight ビジョンシステムでは使用できません。モデル一覧およびサポートされているファームウェアバージョンについては、「ファームウェアバージョン」を参照してください。
  • CIO-1450 I/O モジュールを使用する場合、シリアルパケットが (終了文字を含めて) 256 バイトよりも大きいと、In-Sight センサと I/O モジュール間でシリアル通信の消失が発生する可能性があります。シリアル通信の消失が発生した場合は、両方の電源を入れ直す必要があります。
  • ReadDeviceNet 関数には、サードパーティの RS-232 デバイスネットゲートウェイアダプタが必要です。この関数は従来のインストール環境で使用できます。ただし、最新のアプリケーションで使用する場合は、RS-232 デバイスネットゲートウェイコンバータを完全にテストして、そのアプリケーションでも使用できることを確認してください。

ReadDeviceNetの入力パラメータ

Syntax:ReadDeviceNet(イベント,ポート,マッピング,互換モード)

イベント データを読み取る更新イベントを指定します。データを返すためには、このパラメータは、Event 関数を含んでいるセルを参照する必要があります。Event の トリガパラメータにはシリアルポート 1 を指定し、手動パラメータは OFF のままにしておく必要があります。Event 関数は、ジョブの編集ツールバーに Event(65,0) として表示されます。
ポート データを読み込むシリアルポート (0 または 1) を指定します。選択できるポートはアクティブな In-Sight センサで使用できるポートによって異なります。
マッピング

コロン文字 (:) で区切られた指定子のリストから構成されるデータマッピングを指定します。各指定子には次の 2 つの部分があります。(1) 開始バイトと、(2) データ型コードです。さまざまなデータ型コードを、次の表に示します。

コード データ型
i 8 ビットの整数
u 8 ビット符号なし整数
il 16 ビットの整数
ul 16 ビット符号なし整数
f 32 ビット浮動小数点数
s テキスト文字列

: データマッピング "0i:1f:5u:6s" の場合、最初のデータ項目 (オフセット 0) はゼロ以外のときに画像取り込みトリガをかける 8 ビット整数を指定し、2 番目の項目 (オフセット 1) は浮動小数点値を指定し、3 番目の項目 (オフセット 5) は 1 バイトの符号なし整数を指定し、パケットの残り (オフセット 6 以降) は文字列を指定します。

:  データの長さは [DeviceNet モードの詳細設定] に指定されているデバイスネットのブロックサイズと一致している必要があります。
互換モード In-Sight 1000 が In-Sight 3000 と同じ順序で入力バイトストリームを解釈するかどうかを指定します。ほかのすべての In-Sight モデルでは、このパラメータは無視されます。

ReadDeviceNetの出力

戻り値 デバイスネットインタフェースモジュールからスプレッドシートに読み込まれたデータを含んでいる ReadDeviceNet データ構造体。入力パラメータが無効であれば #ERR を返します。
結果 ReadDeviceNet 構造体内のデータには GetBufferData 関数を使用してアクセスします。