Put
概要Put
In-Sight ビジョンシステムとそのスプレッドシートに情報を送信するため、次のコマンドがネイティブモードの拡張コマンドである Put と組み合わせて使用されます。
Syntax:Put [command] [input parameters]
Put Live
ライブ取り込みモードのオン/オフを切り替えます。
Syntax:Put Live [Int]
Put Live の入力パラメータ
入力 | 説明 |
---|---|
Int |
0 = ライブ取り込みモードを無効にします。 1 = ライブ取り込みモードを有効にします。 |
Put Live の結果出力
戻り値 |
ステータスコード。ステータスコードは次のとおりです。
|
Put Live の例
ビジョンシステムをライブ取り込みモードにするには、次のコマンドを発行します。Put Live 1
In-Sight ビジョンシステムは、ビジョンシステムが正常にライブ取り込みモードになったことを示すステータスコード 1 を返すことによって応答しました。
ビジョンシステムのライブ取り込みモードを終了するには、次のコマンドを発行します。Put Live 0
In-Sight ビジョンシステムは、ビジョンシステムが正常にライブ取り込みモードでなくなったことを示すステータスコード 1 を返すことによって応答しました。
Put Portnum
ネットワークを介してデータまたは画像を転送するために In-Sight ビジョンシステムが使用するポートを指定します。
- Portnum コマンドは、別のデバイスが指定されたポートに接続できるようになる前に実行する必要があります。
- ポート番号が変更されると、In-Sight OPC サーバは無効になります。
- In-Sight 2000 シリーズのビジョンセンサでは、この拡張ネイティブモードコマンドをサポートしておらず、実行すると -2 を返します。
Put Portnum の入力パラメータ
Syntax:Put Portnum [Int]
入力 | 説明 |
---|---|
Int |
ポート番号を指定します。 (1 ~ 65535) 注 : 有効なポート番号は、In-Sight の通信に使用されるポートを除いた 1 ~ 65535 の範囲の未使用の番号です。
|
Put Portnum の結果出力
戻り値 |
ステータスコード。ステータスコードは次のとおりです。
|
Put Portnum の例
ネットワーク上でのデータまたは画像の転送に使用するポートとして 3001 を指定するには、次のコマンドを発行します。Put Portnum 3001
In-Sight ビジョンシステムは、ポート番号が正常に 3001 に変更されたことを示すステータスコード 1 を返すことによって応答しました。
Put Timeout
アクティビティなしでクライアントからのポート接続が開いた状態のまま残される時間 (ミリ秒) を指定します。In-Sight ビジョンシステムは、指定された時間内にクライアントから何もメッセージを受信しない場合、そのポートを閉じます。
Put Timeout の入力パラメータ
Syntax:Put Timeout [Int]
入力 | 説明 | |
---|---|---|
Int | 0* または -1 | タイムアウトしません。 |
(1 ~ 9999999) | アクティビティなしでポート接続が開いた状態のまま残される期間 (ミリ秒)。 | |
* はデフォルト値を示します。 |
Put Timeout の結果出力
戻り値 |
ステータスコード。ステータスコードは次のとおりです。
|
Put Timeout の例
タイムアウトを 30000 ミリ秒に指定するには、次のコマンドを発行します。Put Timeout(30000)
In-Sight ビジョンシステムは、タイムアウトが正常に 30000 に変更されたことを示すステータスコード 1 を返すことによって応答しました。
Put Update
GUI (スプレッドシート、セルグラフィックスおよび画像表示) を更新します。
Put Update の入力パラメータ
Syntax:Put Update [Int]
入力 | 説明 |
---|---|
Int | 1 = GUI (セルグラフィックスおよび画像表示) を更新します。 |
Put Update の結果出力
戻り値 |
ステータスコード。ステータスコードは次のとおりです。
|
Put Update の例
GUI を更新するには、次のコマンドを発行します。Put Update 1
In-Sight ビジョンシステムは、コマンドが正常に実行されたことを示すステータスコード 1 を返すことによって応答しました。
Put Watch
指定されたセルが更新されるごとに、そのセルに格納されている値を返します。Put Watch コマンドは、出力セルを指定し、DataChannel を使用してデータを送信するために使用できます。
- Put Watch コマンドによる情報の送信先ポートを指定するには、Put Put Portnum コマンドを実行する必要があります。
- In-Sight 2000 シリーズのビジョンセンサでは、この拡張ネイティブモードコマンドをサポートしておらず、実行すると -2 を返します。
Put Watch の入力パラメータ
Syntax:Put Watch [Column][Row][Int]
入力 | 説明 |
---|---|
Column | 設定するセル値の列文字 (A ~ Z)。 |
Row | 設定するセル値の行番号。行番号は、3 桁で構成されている必要があります (000 ~ 399)。 |
Int |
0 = セル値の出力を無効にする 1 = 変更された場合にのみセル値の出力を有効にする 2 = すべての画像取り込みでセル値の出力を有効にする |
Put Watch の結果出力
戻り値 |
ステータスコード。その後に行の終端文字と、指定したセルに格納されている値が続きます。ステータスコードは次のとおりです。
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Put Watch の例
セルの内容が更新された場合にのみセル A0 から情報を受信するには、次のコマンドを発行します。Put Watch A000
In-Sight ビジョンシステムは、コマンドが正常に実行されたことを示すステータスコード 1 を返すことによって応答しました。
Put XML
ネイティブモードコマンドの出力結果が XML でフォーマットされるようにするかどうかを指定します。
Put XML の入力パラメータ
Syntax:Put XML [Int]
入力 | 説明 |
---|---|
Int |
0 = XML フォーマットを無効にする (デフォルト) 1 = レガシー XML フォーマットを有効にする 2 = 厳密な XML フォーマットを有効にする |
Put XML の結果出力
戻り値 |
ステータスコード。ステータスコードは次のとおりです。
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Put XML の例
次の例では、標準的な出力が、レガシー XML 有効出力および厳密な XML 有効出力と比較されています。
Put XML 0
出力結果の XML フォーマットを無効にするには、次のコマンドを発行します。Put XML 0In-Sight ビジョンシステムは、XML が正常に無効化されたことを示す 1 を返すことによって応答します。次に、Get Filelist コマンドを発行します。
Put XML 1
出力結果のレガシー XML フォーマットを有効にするには、以下のコマンドを発行します。Put XML 1In-Sight ビジョンシステムは、適切な XML フォーマットを使用し、レガシー XML が正常に有効化されたことを示す 1 を返すことによって応答します。次に、Get Filelist コマンドを発行します。応答はレガシー XML フォーマットになります。
Put XML 2
出力結果の厳密な XML フォーマットを有効にするには、以下のコマンドを発行します。Put XML 2In-Sight ビジョンシステムは、適切な XML フォーマットを使用し、1 を返して応答します。次に、Get Filelist コマンドを発行します。応答は厳密な XML フォーマット (例えば、FileName ID 値が引用符で囲まれます) になります。