Get
In-Sight ビジョンシステムおよびそのスプレッドシートから情報を取得するために、次の 3 つのコマンドが、ネイティブモードの拡張コマンドである Get と組み合わせて使用されます。
Syntax:Get [コマンド]
Get Connections
In-Sight ビジョンシステムの現在の接続情報を返します。
Syntax:Get Connections
Get Connections の入力
なし。
Get Connections の出力
戻り値 |
|
Get Connections の例
ビジョンシステムの接続設定を取得するには、次のコマンドを発行します。Get Connections
In-Sight ビジョンシステムは、まず、ステータスコード (1) と、その後の、In-Sight ビジョンシステムにログオンしているユーザ数 (2) で応答します。次に、各ユーザの接続情報が表示されます。最初のユーザ admin のアクセスの 16 進表記は 0x13 です。この表記は、ユーザに適用される FTP 読み取り/書き込み権限とアクセスレベル (前の表を参照) を合計することによって求められます。この例では、admin はフルアクセス (0x10) + FTP 読み取り権限 (0x01) + FTP 書き込み権限 (0x02) = 0x13 を持っています。ユーザ admin は、現在、FACTORYFLOOR-1 という名前のビジョンシステムに接続されています。FACTORYFLOOR-1 の IP アドレスは 192.168.0.1 です。このアドレスを 16 進で表すと、C0A80001 になります。
第 2 のユーザ (monitor) の接続情報は、同様に次の行に示されています。
Get Expr
列および行アドレスにより指定したセルに含まれているパラメータまたは値と、そのセルの状態を返します。
Syntax:Get Expr [列][行]
Get Expr の入力
入力 | 説明 |
列 | 設定するセル値の列文字 (A ~ Z)。 |
行 | 設定するセル値の行番号。行番号は、3 桁で構成されている必要があります (000 ~ 399)。 |
Get Expr の出力
戻り値 |
|
Get Expr の例
セル A0 に含まれている AcquireImage 関数によって返されるパラメータを取得するには、次のコマンドを発行します。Get Expr A000
コマンド Get Expr A000 を発行すると、In-Sight ビジョンシステムは、ステータスコード (1) で応答し、その後に、セル A0 に含まれる式が続きます。最後に、セルの状態 (1) が表示されます。
Get Filelist
In-Sight ビジョンシステムのメモリに格納されているファイルの数と各ファイル名を返します。
Syntax:Get Filelist
- ビジョンシステム上で RAM ディスクフォルダが有効になっている場合は、「RAMDisk」というフォルダ名が Get Filelist の出力に含まれます。
- Get Filelist ネイティブモードコマンドを使用して RAM ディスクフォルダからファイルリストを取得することはできません。RAM ディスクフォルダのファイルリストを取得するには、代わりに
FTP プロトコルを使用してください。FTP コマンドの CD (change directory) はサポートされません。
Get Filelist の入力
なし。
Get Filelist の出力
戻り値 |
ステータスコードの後に、メモリに格納されているファイルの数と各ファイル名が続きます。ステータスコードは次のとおりです。
|
Get Filelist の例
In-Sight ビジョンシステムに格納されているファイルの数とリストを取得するには、次のコマンドを発行します。Get Filelist
コマンド Get Filelist を発行すると、In-Sight ビジョンシステムは、ステータスコード (1) で応答し、その後に、メモリに存在するファイルの数 (13) が続きます。最後に、各ファイルのファイル名が表示されます。