ClearResultsBuffer
指定したイベントの後、ファクトリプロトコルの結果バッファからバッファされた結果をクリアします。関数が指定したイベントを受け取ると、次のことが起こります。
- 結果バッファのキューに入れられた結果はすべて削除されます (結果バッファが有効な場合)。
- 現在有効なファクトリプロトコルを介してレポートされた現在の結果はクリアされます (結果 ID、結果コード、およびすべての結果データを含む)。
- Results Valid ビットはクリアされます。
ClearResultsBuffer 関数の実行後、WriteResultsBuffer 関数を使用して追加の結果をキューに入れることができます。
注 : 結果バッファのクリア中は、ビジョンオブジェクトがロックされるため、ファクトリ通信プロトコルを介した In-Sight ビジョンシステムと PLC との間の通信は、結果のクリア操作が完了するまで遅くなります。
ClearResultsBufferの入力パラメータ
Syntax:ClearResultsBuffer(イベント)
イベント |
結果バッファからのデータのクリアをトリガするスプレッドシートイベントを指定します。このパラメータは、次のいずれかを参照している必要があります。
|
ClearResultsBufferの出力
戻り値 | 値 1。入力パラメータが無効な場合は #ERR が返されます。 |
ClearResultsBuffer例
In-Sight ビジョンシステムがオフラインからオンラインに変わったときに、ClearResultsBuffer 関数を使用して PROFINET ファクトリ通信プロトコルの結果バッファをクリアします。
- 開始するため、PLC が結果バッファを有効にします。
- 次に、PLC が画像取り込みをトリガします。
- In-Sight ビジョンシステムは、画像を取り込み、WriteResultsBuffer 関数を使用して結果を結果バッファに送信することで応答します。
- PLC が別の画像取り込みをトリガします。
- 再び、In-Sight ビジョンシステムは、画像を取り込み、WriteResultsBuffer 関数を使用して結果を結果バッファに送信することで応答します。
- 何かが生産ラインで発生し、生産マシンをリセットする必要があります。
-
PLC はスプレッドシート内でイベントをトリガし、In-Sight ビジョンシステムの状態をリセットします。
注 : 2 通りの方法が考えられます。1 番目の方法では、PLC がオンライン → オフライン → オンラインといった移行をトリガし、ビジョンシステムの状態をリセットします。このシナリオでは、ClearResultsBuffer 関数をトリガするオンラインイベントを使用してスプレッドシートをプログラムする必要があります。2 番目の方法では、PLC がソフトイベントをトリガしてビジョンシステムの状態をリセットします。このシナリオでは、ソフトイベントがトリガされたときに ClearResultsBuffer 関数をトリガするイベント関数を使用してスプレッドシートをプログラムする必要があります。 - ビジョンシステムは、ClearResultsBuffer 関数を使用して結果バッファをクリアし、手順 5 でキューに入れられた結果はキューから削除されます。
- データ、結果コード、結果 ID を含め、結果の値はすべて 0 にリセットされます。