Link

ラベル付きリンクコントロールをスプレッドシートに挿入します。リンクコントロールは、HTML ブラウザのハイパーテキストリンクと概念的に類似しており、ネットワークに接続された In-Sight デバイス上のさまざまなスプレッドシートのセル間を移動する、高速の方法が備えられています。リンクの実行には、ユーザが手動で入力する場合と、Select 関数が参照したときに自動的に実行させる場合の 2 つの方法があります。

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  • リンクコントロールのプロパティシートにアクセスするには、コントロールを右クリックして、[関数の編集] を選択します。
  • Link 関数を使用して別のシステムにログオンすると、ターゲットシステム上でジョブを処理するための合計実行時間が長くなることがあります。この実行時間が、取り込みトリガ間の時間に近くなるか、これを超えると、一部のトリガが失敗することがあります。

Linkの入力パラメータ

Syntax:Link(ラベル,ホスト名,ダイアログラベル / セル,カーソル位置)

ラベル

スプレッドシートに表示されるリンクコントロールの名前。

ホスト名

リンクしようとしている In-Sight センサのネットワークのホスト名。同じスプレッドシート内の位置間にリンクを設定する場合は、このパラメータを空白にします。

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  • ネットワークでリンクを設定するときには、アクティブなユーザのユーザ名とパスワードが、リンク先である In-Sight センサの [ユーザリスト] にある既存のユーザ名およびパスワードと完全に一致する必要があります。
  • 無効なホスト名を指定した場合、最大 30 秒後に接続はタイムアウトします。

ダイアログラベル / セル

リンクを開く既存のダイアログまたはウイザードコントロール、あるいはリンク先のスプレッドシートの左上隅に表示するスプレッドシートのセルへの参照。ウィザードコントロールのラベルが指定されている場合、リンクコントロールを実行すると、自動的にウィザードの最初のダイアログが開きます。

カーソル位置

リンク先でハイライトされるセルへの参照。

  • [Dialog Label] パラメータがウィザードコントロールを参照すると、[Cursor Position] は無視されます。
  • [Dialog Label] が有効であるものの、[Cursor Position] に指定されたセル参照がそのダイアログに含まれていない場合は、リンクコントロールを実行すると引き続きダイアログが開きます。
  • [Dialog Label] を指定しないままにしているか、無効である場合は、リンクコントロールを実行すると、現在のスプレッドシートの [Cursor Position] に移動します (定義済みの場合)。
  • [Dialog Label] または [Cursor Position] のいずれも無効の場合は、リンクコントロールを実行すると、現在のスプレッドシートのセル A0 に移動します。

Linkの出力

戻り値

実行すると、指定されたリンクの位置に移動する、ラベル付きリンクコントロール。

:  リンクコントロールが宛先の有効なダイアログまたはウィザードに移動した場合は、ダイアログ/ウィザードを閉じるか終了すると、元のポイントに戻ります。

Link

例 1A:  現在のスプレッドシートのセルへのリンク設定

  1. セル M2 には、次が格納されていると仮定します。

    M2 = Link("Jump","","","A5")

    「Jump」というラベルが付いたリンクコントロールがセル M2 に表示されています。

  2. リンクコントロールをクリックして、関数を実行します。ハイライトされたカーソルがセル A5 に移動します。スプレッドシートの現在のビューでセル A5 が表示されない場合は、必要に応じて自動的にスプレッドシートが位置を変えて、セル A5 が表示されるようにします。

例 1B: 現在のスプレッドシートのセルへのリンク設定

  1. セル A2 には、次が格納されていると仮定します。

    A2 = Link("Jump","","J5","L9")

    「Jump」というラベルが付いたリンクコントロールがセル A2 に表示されています。

  2. リンクコントロールをクリックして、関数を実行します。ハイライトされたカーソルがセル L9 に移動し、左上のセルは J5 となります。

例 2: 現在のスプレッドシートのダイアログへのリンク設定

  1. セル A2 には、次が格納されていると仮定します。

    A2 = Link("Jump","","Step 1","")

    「Jump」というラベルが付いたリンクコントロールがセル A2 に表示されています。

  2. リンクコントロールをクリックして、関数を実行します。現在のスプレッドシートで「Step 1」というラベルが付いたダイアログが開きます。このダイアログが存在しない場合は、リンクコントロールを実行しても何も起こりません。

例 3: ネットワーク上のダイアログへのリンク設定

  1. セル A2 には、次が格納されていると仮定します。

    A2 = Link("Jump","is5100_020304","Step 1","")

    「Jump」というラベルが付いたリンクコントロールがセル A2 に表示されています。

  2. リンクコントロールをクリックして、関数を実行します。このリンクコントロールを実行すると、「is5100_020304」という名前のリモート In-Sight ホストへの自動ログオンが開始され ([ユーザリスト] ダイアログで定義された権限によって許可されている場合)、ここで「Step 1」というラベルが付いたダイアログが開きます。

  3. [OK] または [キャンセル] ボタンを押してリモートシステム上のダイアログを閉じ、リンクコントロールを開始したシステムに戻ります。
:  ダイアログではなくリモートシステム上のウィザードをリンクが参照する場合は、[完了] または [キャンセル] ボタンを押した場合にのみ、開始システムへの接続が復元されます。