WriteEIP
EtherNet/IP プロトコルを使用するリモートクライアントデバイスにデータを書き込みます。データは 1 つの RPI内でクライアントデバイスに送信されます。RPI 間隔は、クライアントデバイスによって設定されます。
注 :
- In-Sight 5.1.0 以上のファームウェアを実行している In-Sight ビジョンシステムの場合、この関数を含んだジョブがロードされると、エラーメッセージが表示されます。この関数が In-Sight 5.1.0 以上のファームウェアにはないためです。この関数は WriteResultsBuffer 関数に置き換える必要があります。
- この関数は、In-Sight ファームウェア 4.x.x を実行している In-Sight ビジョンシステムでのみ使用可能です。In-Sight ファームウェア 5.1.0 以上を実行している In-Sight ビジョンシステムでは使用できません。モデル一覧およびサポートされているファームウェアバージョンについては、「ファームウェアバージョン」を参照してください。
- In-Sight ビジョンシステムでは、EtherNet/IP プロトコルを使用して同時に複数のデバイスと通信できますが、暗黙的な双方向接続は一度に 1 つしか行えません。
- In-Sight ビジョンシステムは、サーバとしてのみ使用できます。In-Sight センサがほかのデバイスへの接続を開始することはありません。アセンブリデータ構成は、クライアントデバイスで指定する必要があります。
- スプレッドシートには複数の WriteEIP 関数を挿入しないでください。WriteEIP 関数が複数あると、フラッシュメモリバッファへの送信待ちデータが上書きされることがあります。
- RPI 間隔が 10 ミリ秒未満の場合、一部のビジョンツールのパフォーマンスに影響する可能性があります。
- In-Sight ビジョンシステムは、明示的および非明示的な EtherNet/IP メッセージングをサポートしています。
例を参照してください。
- この関数を含むジョブを In-Sight Explorer 3.3.0 以上で保存した場合、このジョブは、In-Sight Explorer 3.3.0 以上とのみ互換性を持ちます。
- 詳細については、『Using EtherNet/IP with In-Sight Explorer and SLC 5/05』を参照してください。
WriteEIPの入力パラメータ
WriteEIPWriteEIP(イベント,マップ仕様,値 1,[値 2,...])
イベント |
指定した値を読み取るイベントを指定します。このパラメータは、次のいずれかを参照している必要があります。
注 : デフォルトのイベント参照が削除された場合、この値はチェックボックスによって置き換えられます。イベントとして別のセルを参照した場合、この関数は、参照されたセルに基づき、条件に従って実行されます。このチェックボックスが ON の場合、関数への入力が更新されると、関数は必ず実行されます。
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マップ仕様 |
コロン文字で区切られた指定子のリストから構成されるデータマッピングを指定します。各指定子は、開始バイトとデータ型コードの 2 つの部分から構成されます。サポートされている文字コードは、次のとおりです。
例: "0i:1f:5d:9s" の場合、最初のデータ項目 (オフセット 0) は 8 ビット整数を指定し、2 番目の項目 (オフセット 1) は 32 ビットの浮動小数点値を指定し、3 番目の項目 (オフセット 5) は 4 バイトの符号付き整数を指定し、パケットの残り (オフセット 9 以降) は文字列を指定します。 注 : 出力データの最大長は、492 バイトです。
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値 | MapSpec (値1, 値2, ...) と一致する値の可変長リストを指定します。 |
WriteEIPの出力
戻り値 | 書き込まれたエレメントの数。入力パラメータが無効の場合、またはクライアントへの接続が確立されていない場合は、#ERR を返します。 |