WriteLocal

In-Sight ビジョンシステムに取り付けられた SD カードのファイルにデータファイルを書き込むか、データ文字列を追記します。この関数は通常、データ結果のログ作成に使用されます。このログはファイルで参照できます。

:  WriteLocal 関数を使用するには、In-Sight ビジョンシステムをオンラインにする必要があります。

WriteLocalの入力パラメータ

Syntax:WriteLocal(イベント,ファイル名,データフォーマット,文字列,追記)

イベント

指定した値を読み取るイベントを指定します。このパラメータは、次のいずれかを参照している必要があります。

  • AcquireImage 関数を含んでいるセル A0 の画像データ構造体 (デフォルト)
  • イベント関数を含んでいるセル。
  • Button 関数を含んでいるセル。
:  デフォルトのイベント参照が削除された場合、この値はチェックボックスによって置き換えられます。イベントとして別のセルを参照した場合、この関数は、参照されたセルに基づき、条件に従って実行されます。このチェックボックスが ON の場合、関数への入力が更新されると、関数は必ず実行されます。
ファイル名 ファイルの名前です。ロングファイル名がサポートされています。FTP サーバ上にそのファイルが存在しない場合は、WriteFTP 関数の初回実行時に自動的に作成されます。デフォルトのファイル名は InSight です。
データフォーマット

ファイルのタイプです。各タイプに応じた拡張子が、自動的にファイル名に追記されます。

0 = テキスト 標準 ASCII フォーマットのテキストファイル (.txt)。
1 = HTML (デフォルト) 標準 HTML フォーマットのファイル (.htm)。
4 = XML 標準 XML フォーマットのファイル (.xml)。
5 = CSV 標準 CSV フォーマットのファイル (.csv)。
文字列

文字列または文字列を含むセルへの参照。255 文字まで入力できます。

:  
  • [データフォーマット] パラメータに HTML を指定した場合は、テキスト文字列内で HTML タグを使用する必要があります。
  • 文字列を変更すると、書き込みや追記が行われます。
追記

データをファイルに出力する方法を指定します。

0 = OFF ファイル内の既存のデータを上書きします。
1 = ON (デフォルト) ファイルの最後にテキスト文字列を追記します。

WriteLocalの出力

戻り値

スプレッドシートが更新されたときにはいつでも、[文字列] パラメータに含まれているデータ文字列を In-Sight ビジョンシステムに取り付けられている SD カードのファイルに書き込むローカルデータ構造体。

いずれかのパラメータが無効な場合、SD カードが取り付けられていないかいっぱいになっている場合、または SD カードが取り付けられていても適正にフォーマットされていない場合は、#ERR が返されます。

WriteLocal

WriteLocal($A$0,"InSight",0,"Test String",1)

画像を取り込んだ後にスプレッドシートが更新された場合にはいつでも、上記の式によって、In-Sight ビジョンシステムに取り付けられている SD カードに txt ファイルが書き込まれます。テキストファイル内に、"Test String" というテキストメッセージが書き込まれます。